源氏を読んでいると、和歌が一杯出てきて(795首。皆名歌との事)、朴念仁には意味よくわからず、訳を見て、わかった様なわからない様な・・・

 

藤原定家は「源氏見ざる歌詠みは遺恨の事なり」言ったらしいが、源氏物語は小説というより、歌が主の歌物語らしい。この形式は「伊勢物語」が始まりの由。

 

歌が日常生活でコミュニケーションの道具のように使われていた社会では、物語を読み、歌を読み、「この歌は状況にあったいい歌だ」とか楽しめただろうが、素養のない素人には歌が出てくるともう苦痛・・・

 

それにしても、手紙がわりの歌は兎も角、会話の途中に出てくる歌はその状況が想像できない。夜など、男と女が口で言うのだろうか、どうするのだろう❓・・・歌の下手な人は困ったであろう。失恋したり、満座で恥をかいたり、可哀想ショボーン