「モンテクリスト伯」の途中、寄り道した「チェーザレ・ボルジア・・・」も終わった。面白かった。複雑なイタリア史も少し分かった。

 

1500年当時、イタリアは分立、対立し、(ミラノ公国、ベネツェア共和国、フレンツェ共和国、ローマ法王領、ナポリ公国等)、近隣の大国フランスがこれを利用し武力侵入や干渉をした。

 

これに対し、チェーザレ・ボルジアはイタリアの統一を目指し、父法王アレクサンドル6世をバックにロマーナ公国を建設したが、父の死により、32歳、道半ばで倒れた。

 

そして読書再開、「モンテクリスト伯」では、彼ら父子は毒殺魔のように描かれ、又2人共毒を盛られた様に書かれているが、塩野七生はアレクサンドル6世はマラリヤで病死、チェーザレはスペインのナヴァラ国(義兄の国)で戦死したとしている。彼女はボルジアに好意的・・・財宝話も面白くなってきた。