先日、ラズカルズの舞台

「ギャングスターと巨大毒なしサソリ」

の公演を終えました。

5日間8公演と決して多くはない

日程でしたが、得るものが

たくさんあった公演でした。

というのも内容が、かなり攻めていた

お芝居だったからです。

舞台には照明や音響やセットがあるのは

皆さんご存知ですよね。

しかし、この舞台はそれらが

一切ないのです。

それどころか舞台の床に

貼らなければならない

カーペットみたいな物、

パンチと呼ばれる物ですが

それすら ない。

照明は今回、お世話になった

劇場の蛍光灯のみです。

音等は演者自ら奏でたり、小道具使って
出してみたり、もう自身の声だったり
とかです。

そんな空間でお芝居を行いました。

というのは

初日の開幕が刻一刻と迫る中、

照明や音響のスタッフが来ない、

頼んでいたセットも届かない、

いろんなトラブルに巻き込まれ、

劇団員が何とか初日を乗り越えようと

四苦八苦しながら準備していく物語だったからです。

そういう設定でも普通なら

照明や音響やパネル等を使用して

「何もない空間」を表現するものですが

今回のラズカルズは

本当に何も使わなかったのです。

本当に素の劇場のみ。

すごい試みだったと思います。

僕が演じた役は

「ギャングスターと巨大毒なしサソリ」

というお話を公演しようとしている

劇団「ラズカルズ」に客演として

呼ばれた2丁拳銃・川谷修士、本人役でした。

なので芝居中もほとんど「シュウジさん」

と呼ばれます。

ほとんど というのはもう一つ、役がありまして

本来、公演しなければならない

「ギャングスターと巨大毒なしサソリ」

の中での役、ギャングスターこと

ギャン・ギャングスターです。

要するに、ギャン・ギャングスター役を

演じる川谷修士 役ですね。

「素の自分」を演じるというのは

難しくて、苦労するのだなと経験しました。

毎日、どんな感じで、どんな気持ちで、

演るべきなのか考えたのは初めての経験かもしれません。

主宰の佐藤宙輝(サトウチュウキ)、

脚本を書いて、演出して、というのが

今回がなんと1回目。

デビュー作からトンがったことやるなんて

次作が楽しみでしょーがない男です。

いつかまた、呼んでくれたら

嬉しい限りです。

それまで僕も一生懸命、頑張ろう。

もっともっとたくさんの方々に観て
もらえるように。


最後になりましたが
お越しくださった皆様、本当に

ありがとうございました!!!


写真はギャン・ギャングスターと
愛銃のデスサソリマグナムです

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