4月22日にEテレ(NHK教育)で放送された『第62回NHK杯テレビ将棋トーナメント』での、佐藤紳哉六段の対局前インタビューがネット上で話題を呼んでいる。
同トーナメント1回戦で豊島将之七段と対局した佐藤六段。豊島七段の印象について尋ねられると、
「豊島? 強いよね。序盤中盤終盤隙がないと思うよ。だけど、オレは負けないよ」
と、対戦相手をまさかの呼び捨て。さらに対局への抱負を訊かれると、
「えー、こまた…駒たちが躍動する俺の将棋をみなさんに見せたいね」
と、少々噛みながら答えたのだ。
対局では負けてしまった佐藤六段だが、まるでプロレスや格闘技の“煽りVTR”のようなインタビューに食いついたネット住民たち。2ちゃんねるには「【動画】NHK杯将棋トーナメントで放送事故」というスレッドが立てられ、
「相手の動揺を誘う高度な作戦だ」
「面白いおっさんだわw」
「最高w」
「あんなの見せられたら
こっちがハゲしく動揺するわwww」
などと、激しいツッコミを入れられている。
ちなみに、日本将棋連盟のプロフィール画像を見ると、少々髪の毛が薄い佐藤六段だが、この対局時の佐藤六段は髪の毛がフサフサ。つまり、カツラを装着しており、そこを“イジる”ネット住民も多かった。
そんな佐藤六段は、以前から個性的な棋士として有名だ。解説者として出演した、ニコニコ生放送での『第5期マイナビ女子オープン五番勝負』では、幼稚園児のコスプレをしたり、セーラー服を着たりと大暴走。さらに、生放送中にカツラを外すパフォーマンスも見せていた。ネット住民たちがイジっていたカツラは“持ちネタ”だったというわけだ。
また、佐藤六段は、こんな変わったエピソードの持ち主でもある。メール経由でブログに文章を投稿していたつもりの佐藤六段だが、実は送信するアドレスを間違えていて、知人の女性にメールを送りつけていたのだ。女性からの「あなたのことは、まるで興味ないので毎日長文のメールを送るのはやめてください。気持ち悪い」という返信で気づいたというが、なんと、この出来事をきっかけにその女性と仲良くなり、交際するに至ったことをブログで明かしている。
といった感じで、何かと話題が豊富な佐藤紳哉六段。ネット上での新たなスターになる日も近いかもしれない。
(R25編集部)
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