FOREIGNER /
フォリナー
「AGENT PROVOCATEUR / プロヴォカトゥール
(扇動)」
1.Tooth And Nail / トゥース・アンド・ネイル [3:54]
(L.Gramm / M. Jones)
2.That Was Yesterday / イエスタデイ [3:50]
(M. Jones / L. Gramm)
3.I Want To Know What Love Is / アイ・ウォナ・ノウ (M. Jones / L. Gramm) [5:05]
4.Growing Up The Hard Way / グローイング・アップ
(M. Jones / L. Gramm) [4:14]
5.Reaction To Action / リアクション・トゥ・アクション
(M. Jones / L. Gramm) [3:59]
6.Stranger In My Own House / ストレンジャー・イン・ ハウス [5:04]
(M. Jones)
7.A Love In Vain / ラヴ・イン・ヴェイン [4:30]
(M. Jones / L. Gramm)
8.Down On Love / ダウン・オン・ラヴ [4:10]
(M. Jones / L. Gramm)
9.Two Different Worlds / トゥ・ディファレント・
ワ―ルズ [4:31]
(L. Gramm)
10.She's Too Tough / シーズ・トゥー・タフ [3:10]
(M. Jones / L. Gramm)
[TOTAL TIME]42:31
<FOREIGNER>
Lou Gramm - Lead Vocals, Percussion
Mick Jones - Lead Guitar, Bass,Main Keyboads & Synthesizers, Background Vocals
Rick Wills - Bass, Backgound Vocals
Dennis Elliot - Drums
《MUSICIANS》
Wally Badarou - Digital & Analog Sythesizers
Ian Lloyd - Background Vocals
Bob Mayo - Piano, Additional Synthesizers & Background Vocals
mark rivera - Saxophone & Background Vocals
Jack Waldman , Brian Eddolls , Larry Fast , Dave LeBolt - Additional Synthesizers
Jennifer Holiday , Tom Bailey and The New Jersey Mass Choir with Donnie Harper for their invaluable contribution on "I Want To Know What Love Is"
<Produced by>
Alex Sadkin & Mick Jones
<Chief Engineer>
Frank Filipetti
Art Direction and Design : Bob Defrin
"Down On Love" 全米54位
●Atlantic Recording Corporation
A Warner Communications Company
¥1875(税抜価格¥1820)
( 20P2 - 2022 )
歌詞・対訳・解説 付
<解説>大森庸雄 (1984.12)
<対訳>米持孝秋
*CDキャッチ・コピー*
「時代の流れはフォリナーが止める。
このイントロ、このメロディ! フォリナーの最高傑作の
呼び声高い作品!!
全米No. 1 大ヒット"アイ・ウォナ・ノウ"収録。」
■1981年に発表された4枚目のアルバム「4」に続くフォリナーの5枚目のオリジナル・アルバム。
🖊
「フォリナーのアルバムは案の上、賛否両論の話題を呼んでいる。まず、意外にもバラードのシングルを発表したことで賛否の渦が巻いたという感じだが、僕の考えではフォリナーは悩みに悩み抜いてこのアルバムを作ったのではないかと思う。いたるところにそんな苦悩の跡がうかがえる。しかしフォリナーは王道を歩み続けている。ハード・ロックの形をヴァン・ヘイレンの対極的方向で打ち出したのがこのアルバムだといえるからだ。過激な要素は何もないが、逆に無理して過激になる必要もない。フォリナーは実にアダルトな感覚でハード・ロックに接近したのである。AOR的な方向に多少疑問を残したが、これがアメリカの音だと唸らせるだけの内容は誇っている。」
伊藤政則 (「Burrn」 1985年 3月号より )
参考曲
Reaction To Action
私のオススメ度
★★★★★
フォリナーは前作「4」まではギター中心のハードなロックが魅力的だったのですが、このアルバムではシンセサイザーの比重を上げ、非ロック的なサウンドに豹変してしまい、魅力が全くなくなってしまいました。
しかし、一番大きな問題はサウンドではなく、ミック・ジョ―ンズのソングライティング能力が著しく低下してしまっていることにあります。
ともかく、良いと思う曲、好きになれる曲が1曲もありません。
ルー・グラムの単独作があるぐらいだから、ミック・ジョ―ンズは曲作りで相当行き詰っていたことが伺えます。
フォリナーはお気に入りのバンドだっただけにこの落ち込みかたは残念でなりません。