FUNKY
JUNCTION
/ ファンキー・
ジャンクション
「PLAY TRIBUTE TO DEEP PURPLE / トリビュート・
トゥ・ディープ・パープル」
1.Fireball / ファイアボール [3:24]
2.Dan / ダン [2:30]
3.Black Night / ブラック・ナイト [3:32]
4.Palamatoon / パラマトゥーン [3:26]
5.Strange Kind Of Woman / ストレンジ・ウーマン [3:32]
6.Hush / ハッシュ [4:11]
7.Rising Sun / ライジング・サン [3:30]
8.Speed King / スピード・キング [5:22]
9.Corina / コリーナ [4:30]
[BONUS TRACKS]
10.Talking Trash / トーキング・トラッシュ [3:08]
11.Road's End / ロード・エンド [2:42]
[TOTAL TIME] 39:52
Songs Written
Track 1.3.5.8 by I.Gillan - I.Paice - J.Lord - R.Blackmore - R.Glover
Track 2.4.7.9.10.11 by L.Muller
Track 6 by J.South
<FUNKY JUNCTION>
Eric Bell - guitar
Phil Lynott - bass guitar
Brian Downey - Drums
Benny White - vocals
Dave Lennox - keyboards
1973年発表
STEREO GOLD AWARD
WaSaBi RECORDS
( WSBAC - 0144 ) ¥2860(税込10%)
2021年24ビット・リマスター
解説・歌詞 付
<解説>若月眞人 (2021年2月)
*CD帯*
ブレイク直前、デッカ在籍時のシン・リジィ (フィル・リノット、ブライアン・ダウニー、エリック・ベル ) が匿名参加した低予算の企画アルバム。
レーベル・オーナーを兼ねるプロデューサーのデイヴ・ミラーが当時のディープ・パープル人気にあやかり制作したもので、パープルのヒット・ナンバーと印税目的のミラー作によるパープル風ナンバーで構成された一枚。英国盤LPを元にしたオリジナル紙ジャケット仕様。英文インサート封入。
🖊
「本作は、エージェント / プロモーターで、新作の廉価盤を専門に扱うアメリカのレコード・レーベル、ステレオ・ゴールド・アウォードのオーナーでもあったドイツ人、レオ・ミュラーによって企画されたもの。
ミュラーはパープル・フォックスなるグループによる "PURPLE FOX SINGS AND PLAYS - TRIBUTE TO JIMI HENDRIX" (1971年) というアルバムで一儲けした実績のある、その筋では有名なプロデューサーで、この "A TRIBUTE TO DEEP PURPLE" は同作に続くシリーズ第2弾として1972年に制作され、翌1973年初頭にリリースされている。
今回のCDは英米盤を基にしたもので、この時期、ディープ・パープルのパープル・レコードと契約を交わしていたイギリスのロック・バンド、ハード・スタッフのステージ写真をあしらったフロント・カヴァーが使用されている。」
「フィル・リノットはベーシストとしての役割に徹しエルマー・ファッド(Elmer Fudd)のリ―ド・シンガー、ベニー・ホワイトがリ―ド・ヴォーカルを担当している。
エルマー・ファッド (またの名をエルマー)は、シン・リジィーと同様、アイルランドはダブリンで結成されたバンドで、70年代初頭におよそ3年に亘って活動を続けていたが、ついにレコーディング契約に恵まれることはなかった。」
「ロンドンのデ・レイン・リー・スタジオで一気呵成に行われたレコーディング・セクションには、後年のロリ―・ギャラガーとの共演で知られるエルマーのキーボード奏者、デヴィッド・レノックスもジョン・ロードの代役として参加している。」
「今回の奇跡の(?)紙ジャケット化に当たって追加された
"Talking Trash" "Road's End"について触れておこう。これらはいずれも 、"Gladys Knight And The Pips With Guests Funky Junction" という名義でリリースされた75年のアルバム『Especially For You…』に収録されていたトラックだ。グラディス・ナイト & ザ・ヒップスのメンバーはもとより、シン・リジィのメンバーも誰一人として参加していないという、なんとも胡散臭い音源だが、バンド名に恥じないファンキーなトラックで、決して出来は悪くない。」
若月眞人(アルバム解説より)
参考曲
Fireball
私のオススメ度
★★★★★
限りなく「無価値」に近い星1つ。
ディープ・パープルとシン・リジィの熱狂的ファンが一回聞けば十分。
オリジナル曲は全てゴミ。
ボーナス・トラックはゴミ以下。
ブライアン・ダウニーはイアン・ペイスと同じ手数の多いタイプのドラマーなので、そこだけはハマっている。