小さい頃から私は相当の泣き虫でした。


そんな私があまり泣かなくなったのは、二十歳を過ぎた頃から。

愛犬や父の命と向き合う事になってからでした。


あまりにも突然に訪れた現実に、当時の私は向き合う準備ができていなかったのでしょう。その為のとりあえずの手段として強い自分を演じ、「大丈夫。乗り越えられる」と自分に言い聞かせて頑張っていたのだと思います。





私の周りには私が泣こうとする前に感情を包み隠さず出し切るタイプの妹や娘の存在があります。


嬉しい時、悲しい時、自分の全てを使って感情を表現します。


命に向き合う時もなんら変わりなくいつも通りです。


そんな時、今はいつもと違うんだから‼︎と自分を奮い立たせ、「こんな時だからこそ私がしっかりしなくちゃ!!」と長女気質がむくむくと顔を出し、いつの間にか、本当は泣きたいのに涙をぐっとこらえる私が出来上がっていきます。






娘からこんなこんな事を何度も言われます。




「ママも無理しないで欲しい」

「泣きたい時はないてもいいんだよ」


私が泣かないようにしたり、前向きに振舞っていることを見破られていました。




どんな時も私はいつも通りあれば良いのに、まだ泣けない自分がここにいました。