お久しぶりです、月見里です←←←


・・・遅くなりすぎごめんなさいm(_ _)m


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女の子side

あれから何日もたった。

私は病院から抜け出せなくなった。

どんな時でも、パパかお姉ちゃんが私のことを見張っているから。


それにしても、パパがあんなに怒っているのを見たのは初めてだ。


言われたのは、これだけ。

「二度とあんな奴に会うな」

・・・それだけなのに、パパがすごく怒っているのが伝わった。


・・・ひどいよ、パパ。

なんで口も開いてくれないの?

まだ怒ってるの?

パパが怒るのは勝手だけど、私の・・・私の、生きる糧まで奪わないでよ。


私を、あの子に会わせて・・・お願い・・・。

なんで、この想いが伝わらないの・・・?




ある日、ベットで寝たフリをしていた私は、小さな話し声が聞こえてハッとした。

そういえば、今の時間は病院を抜け出していた時間だ。

この時間はどうしても、パパとお姉ちゃんの監視の目が厳しくなる。


何を話してるんだろう・・・。

そっと聞き耳をたてた。


話の内容は、今日お姉ちゃんは前からしていた約束があり、さらにパパは仕事が入っているから、私のことをどうしようか、ということだった。


聞きながら、チャンスかもしれない・・・そう思った。

話し合いの結果、私は看護婦さんに面倒を見てもらうことになったらしい。


きっと、パパやお姉ちゃんより、部外者である看護婦さんの方が、簡単に抜け出せるはず・・・。


これが最後のチャンス。

無駄にはできない。

だって私は、あの子にもう心配をかけたくないから・・・。




息が上手くできない。

苦しい・・・それでも走る。


病院を抜け出すのは、思ったより簡単だった。

ただ、私の身体は限界に近かった。


それでも、走り続けた。

たった1つ持ってきた紙飛行機を、大切に抱えて。
ひらり。
 
私の右肩に舞い降りた、紫色の蝶。
 
いつ、この部屋に入ってきたの?
 
翅を掴もうとしたら、逃げられた。
 
 
ねえ、どうして逃げるの?
 
私はひとりぼっちなのに・・・。
 
 
右肩の蝶
 
 
~。.*・゜・*.~。.*・゜・*.~。.*・゜・*~。.*・゜・*.~。.*・゜・*.~。.
 
溜息をついて、部屋の隅に座り込む。
 
ポロリと涙が零れた。
 
 
あれだけ「好きだよ」って言い合って、キスまでしたのに・・・。
 
私たちは、もう戻れないの?
 
辛いよ。
悲しいよ。
 
切ないよ・・・。
 
 
「どこがいいの?」なんて自問自答して。
 
「どこがいいの?」わかればこんな気持ちになんかならないでしょう?
 
 
あなたを好きでいられないなんて、嘘だよね?
 
あなたを嫌わなきゃいけないなんて、嘘だよね・・・?
 
 
何もかもどうでもよくなって、まるで悪い夢を見ているみたい。
 
これが夢なら・・・ねえ、早く起こしてよ。
 
 
 
あなたが「似合うよ」って言ってくれた長いつけまつげ剥ぎ取って。
三日月アイラインもリップも、全部全部拭い取って。
 
 
あなたを思い出すもの、私にはもういらない。
 
 
 
始まりは、ほんの些細なことで。
 
でも、それから私は、もう元には戻れなくて。
 
あなたと過ごした、キラキラした綺麗な夜に惑わされたまま、私は今、どこにいるの?
 
 
忘れたいのに。
何もかも忘れられたら、楽になれるのに・・・。
 
 
 
 
遠くで、雨が降っている。
 
雨の音と、隣の家から聞こえてくるピアノが混ざり合って、頭が痛くなる。
 
でもそんな痛み、胸の痛みに比べれば、なんでもない・・・。
 
涙を吸った髪が、異常なほど冷たく感じた。
 
 
寂しいよ、寂しいよ。
 
私の身体全体が、そう叫んでるみたい。
 
 
寂しい、寂しい、
寂しい・・・!!
 
 
あなたがいない、ただそれだけなのに。
 
なんでこんなに喪失感があるの?
 
 
あなたを追いかけたかった。
 
私が想っている以上に、あなたに想って欲しかった・・・。
 
 
私、なんであの時、あなたを追いかけなかったんだろう。
 
もう遅いってわかっていても、1番正しい判断だったってわかっていても、考えることをやめられない。
 
 
私の歪んだ身体を、心を、埋めることができるのは、あなただけなのに。
 
私はもう、あなたに触れることすら許されないの?
 
 
 
いっそのこと、狂ってしまいたい。
 
そうすれば、楽になれるのかな。
 
 
会いたい。
あなたに、会いたい。
 
いくら後悔したって構わない。
もう後悔なんて、死ぬほどしているのだから・・・。
 
 
 
狂いだした歯車が、綺麗な和音を奏でられるはずがない。
 
響く音は、不協和音・・・ただ、それだけ。
 
 
 
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はい、無事に15歳になりました、月見里 柚子です。
 
今日は、あたしがボカロ曲で1番好きな、右肩の蝶<リンver.>の曲小説を書いてみました!!
 
 
いやぁ・・・大変だった!!
 
右肩の蝶は、ホントに解釈がいろいろできて、1番書きやすいのはどれか、かなり考えました。
 
結果的に、このような話になりましたが・・・設定ほとんどないですねw
 
まあ、しょうがない←
 
とにかく、読んでくれてありがとう!!
 
これからもよろしくお願いします♪
 
 
 
2011年6月17日  月見里 柚子
 
 
P.S.
aim、ひよりん、0時ぴったりの誕生日メールありがとう!!w
大 幅 に 遅 れ た ←


第4話はこちら↓
http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?unm=nagomin-min&articleId=10920741148&frm_src=article_articleList


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レンside

いや、でもこれは、ちょっとやり過ぎじゃないか・・・?

そう思い、リンに

「最近、何かあったのですか?
随分ご立腹のようですが・・・」

と聞くと、答えは、

「敬語使うな、馬鹿レン」

・・・やっぱりリンは変わらない。

「わかった、わかった。
最近何かあった?
いつもより、国民の扱いが酷くないか?」

「わかってる。
これじゃ駄目なのはわかってるんだけどね・・・。
でも・・・」


そこまで言って、リンは口を閉ざした。

気になったし、聞いてみたかったけど、リンの表情が寂しげに見えたから、僕は何も言えなかった。


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・・・サーセン、途中ふざけました←



あ、そういやあたし、明日誕生日なんですよ!!

自分の誕生日用に曲小説書いて、明日うpするので、楽しみにしててくださいw←

文章めちゃくちゃだけど←