19時半から寝かしつけていた息子がようやく就寝21時。
旦那が帰宅したので夕食の用意をする。
グラスにビールも注ぎ終わり後は食べるだけ。
ああ、もう駄目。
限界だ。
目頭が熱くなりリビングへ移動する。
でも泣いた所で全く意味がないし、泣いたら疲れて帰宅した旦那にも気を遣わせてしまう。
泣くもんかと涙を拭いてこらえて食卓へ戻る。
駄目だった。
久しぶりに目から溢れた塩辛い水が止まるわけもなく、とめどなく頬を伝った。
朝から晩まで「おかーさん、おかーさん、おかーさん」と何百回となく連呼する息子。
朝ご飯の用意をする時もお弁当を作っている時も「おかーさんこっちきて」
洗濯をしていても「おかーさんあそぼ」
化粧をしていても「おかーさんおかーさん」
とにかくいつでも何をしていてもおかーさん攻撃は容赦ない。
だから家には居たくない。
息子の言葉に応えなければその宇宙語はやむことはない。
34度を越える毎日だけど午前午後と外へ出る日々。
作った小さなお弁当は1品だけでも完食してくれれば良い方だ。
1時間寝ても15分の昼寝でも体力は回復するらしい息子。
昼寝が復活してからというもの就寝は23時。
生まれてから今日迄ほぼ毎日の寝かしつけ。
朝から晩までの育児に疲れ切っているので私の方が眠くなり、先に目を瞑ればこじ開けられて「おかーさん寝ないで」「起きて」の繰り返される毎夜。
朝から晩まで24時間終わらない育児。
数年は終わる事のない育児。
「ちょっと待って」
「今いくね」
一日に何回この台詞を言わせるの?
どうしてひとりで遊べないの?
おかーさん攻撃が辛くて辛くて辛くて
ひとりになりたい。
ひとりになりたい。
ひとりになりたい。
と呪文のように最近では思うのだけど。
全て投げ出すわけにもいかないし、
投げ出した所で誰もやってくれないし、
そんな勇気もないから、
明日の朝も
「おかーさん、おはよ」
の声で目を覚まし、
結局の所、
「おかーさん」
「おかーさん」
「おかーさん」
とおかーさん攻撃の中、朝ご飯の用意をして夜眠るまですべての世話をするしかないのだ。
私はこれを「育児泣き」と呼ぶのである。
世の中の「おかーさん」お疲れ様です。
※エッセイ風に。