2月12日明け方
わたしは痛みと格闘していた
――――
さかのぼること数時間前。
お風呂に入りつつも少量ずつの出血が止まらない。
心なしかお腹が痛い。
でもまだ10分間隔じゃない。
と、不安に駆られながらも早めに寝床へもぐるが緊張で寝れない。
23時.24時…
つ い に き た !
基本ビビリなわたしであるため、
この時点で「もうすぐ赤ちゃんに会える」というわくわくは皆無。
未体験ゾーンの痛みへの突入でかなり動揺。
測ると10~15分間隔での痛み。
携帯に残っている生々しい計測記録↓
でもまだ我慢出来る。
陣痛間隔が長いと行っても帰されそうなので、ギリギリまで自宅で待機を決めてた。
…こんな時こそアレだ。
マタニティヨガで習得した腰回し(陣痛を和らげる効果があるらしい)
布団の中で腰を浮かしとにかくまわす。
1時間、2時間耐えながらも痛みは増す、比例して私の腰回しも高速回転。
最後あたりはもはやヨガではなくコアリズム。
深夜3時。
痛みで足が震えてきたので、これ以上ヨガの力は及ばない、と気付き産院へ電話。
入院準備をして寒空の雪道、車で送ってもらう。
もう次に外界へ出る時にはひとりではないのだ、と闇の中ぼんやり思う。
――――
入院しすぐに内診。
既に子宮口3センチ。
あと7センチ★イエーイ★と少々感動していると…
ウィイイイインと剃毛。ボーボーだったのかしら。
しかし、シェーバーの電池がなくなってきた様で強めに当てられる…ガ…ガリガリ?
これから酷使する部分なんだからもう少し丁重に!つーか電池替えて!ケチるな!
その後人生初の浣腸。
これは…もう…腸が超痛い。
腸が超痛いんです。
数年前、有楽町で腸内洗浄をした時の痛みとは比にならない。
ダッシュで部屋へ向かう…
が!!!!入院した部屋のトイレの電気が切れている。
チクショーと、陣痛の痛みと腸の痛みを抱えつつ暗闇トイレに座り込んでいると…
ガチャリ
「…!?」
最中の私がいるにも関わらず、看護師さんが電球を替えにトイレの中に。
そして世間話をしはじめた彼女。
動揺しつつもサービス精神をついつい出してしまい、わたし何故か笑顔で対応…
もしかしてこれは何かのプレイの一環なのでは?
と頭が少し混乱しはじめる。