30年のつきあいだった | まくのうちのブログ

まくのうちのブログ

ブログの説明を入力します。

あたしゃどこからどう見ても文系だと思われてます。




実際、大学は経営学科、勤めたのも金融、不動産と完全なる文系ですがね。




だけどね、実家が倒産して、ツブシの利く文系に変更したってだけで、


高校受験直前くらいまでは理系だったのだ。




なので、今でもそう言う趣味が多いのよ~!




「落語」「鉄道」「ジャズ」「旅行」「飲食」は関係ないけれど、


「バイク」はエンジン分解までするし、「工作」は木工でも金工でも電子工作でも得意♪




そして、ブームがとっくの昔に過ぎ去っても、今でもやってるのが「オーディオ」




家業が地獄で貧乏だった中高生時代、いくらバイトに明け暮れても、


趣味にまでお金が回らないからオーディオがなかなか買えず、


もらったり、拾ったり、作ったり。





高校一年の頃に、自分で作った真空管アンプです。




部品の多くが粗大ゴミ、もしくはもらいもの出身。




昔のステレオから取り外したトランス、


古いラジオから取り外した真空管、テレビなどから外した部品、


学校の理科室で使わなくなった機械類から取ったツマミやスイッチ、


それらを利用して、昔からある回路にアレンジを加えて、


どうしても必要な部品だけ、秋葉原で買って作ったんだよね。





これからバブルがやって来ようと言うそんな時期に、倒産したウチだけが妙に貧乏だったんで、


昔から馴染みだった近所の電気屋さんが古くなった部品をくれたり、


機材を使わせてくれたのは助かりましたわ~♪





そんな感じで、古くなったんじゃなくて、寄せ集め部品で腕も未熟だから元々キタナイのだ。






明らかに計測器のものと分かる色気のないスイッチ。







同じくこれも高校の理科室出身のボリュームコントロールツマミ。







UZ-42 と言うナショナルの真空管。




昭和初期に発売された真空管だから、いくらなんでも古すぎて、


オーディオファンがあえて使う真空管ではなかったのね。




後年、このアンプを見た人から何人もが、


「何でよりによってこの真空管なの?」


と言われましたよ。




当時、拾って使えそうなのはコレしか無かったの!(゙ `-´)/





だから思い入れが強くて、音は良くないんだけど、直したり、部品をイイものに替えたり、


少しでもイイ方向に行くように、そうやって、30年もの間、


サブのそのまたサブシステムとして使って来ました。




真空管だって、最初はナショナル製じゃなくて、今は亡きマイナーなメーカーでした。




ああ、自作初期だから、慣れてなくて中身がゴチャゴチャしてる~・°・(ノД`)・°・



※裏ブタを外したのではなく、当時近所のプレス屋さんからもらった要らない金属ケースなので、底フタがないのだ!つまりむき出し!




でも、部品はそんなに古く見えないでしょ?




何度も何度も修理して、古い部品は交換して、


当時拾った部品はもはやトランス、ソケット、ツマミ、スイッチくらいのもんです。




てことで、30年の時を経てバリバリ(だったと思う)だったのに、


先週のある日の夜、真空管が点灯せず、音も出なかった!




音が出る代わりにトランスから煙が出た!Σ(・ω・ノ)ノ!



ヤバい!火事になる!メラメラ



と、あわててスイッチ切って、光の速さでコンセント抜く!




それから調べましたが、心臓部のトランスの寿命とわかり、


どうやら永い眠りについてしまったようです。。゚(T^T)゚。




拾った時点でも古い部品だったので、50年以上働いてくれたんでしょう。




もう動きはしないけど、思い出としてこのアンプは飾っておきましょうかねぇ。。゚(T^T)゚。