FABPs レビー小体病の潜在的な新たなバイオマーカー | フレイルも認知症も減らない日本

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ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安

脂肪酸結合タンパク質
(Fatty Acid-Binding Proteins, FABPs)

細胞内で
脂肪酸の輸送と貯蔵に重要な役割を果たすタンパク質で
レビー小体病の原因タンパク質の
細胞内取込や凝集、毒性発現に関与





プレスリリースより

加齢に関連する脳疾患を鑑別可能な
新しい血中バイオマーカーを発見
- 採血だけで予測可能な疾患リスク検査の精度を向上 -


【発表のポイント】

⚫ 高齢化社会を迎え、認知症や運動障害など、
増加する加齢に関連した
脳疾患について早期治療介入を実現するためには、
発症前に正確な神経変性リスクを予測し、
疾患を鑑別することが非常に重要です。

⚫ 軽度認知機能障害、
アルツハイマー病、
パーキンソン病、
レビー小体型認知症について、
血漿バイオマーカーを用いた
疾患識別のための新たな
定量化技術を確立しました。

⚫ 本成果により、
各疾患を高い精度で
鑑別することが可能になりました。


【概要】

世界中で高齢化人口が増加しており、
アルツハイマー病(AD)、
パーキンソン病(PD)、
レビー小体型認知症(DLB)など、
加齢に関連する脳疾患が
増加しています。

これらの疾患の早期治療介入と発症前予防を行うためには、
バイオマーカーによる予測や診断が非常に重要です。

微量採血で済む血液バイオマーカーの利用は、
脳脊髄液の採取による患者の負担や
放射線被曝をともなうPET 検査に比べて
安全、簡便であり、
コストパフォーマンスが高いという利点
があります。

東北大学大学院薬学研究科の川畑 伊知郎特任准教授、
福永 浩司名誉教授、
仙台西多賀病院の武田 篤院長、大泉 英樹医師らによる
研究グループは、
脂肪酸結合タンパク質
(FABPs)
がレビー小体病の
バイオマーカーとして機能する可能性を調査しました。

AD、PD、DLB、軽度認知障害(MCI)の患者と
康な対照群で血液中の FABPs レベルを測定した結果、
FABPs が
レビー小体病の潜在的な新たなバイオマーカーとして機能し、
早期の疾患検出と他の加齢に関連する
脳疾患との識別に役立つ
可能性があることを示しました。

この研究成果により、
アルツハイマー病やレビー小体型認知症等の
認知症やパーキンソン病
を発症前に予測することが可能となり、
早期治療介入による
発症前の根本治療が期待されます。