九州大学 難病ALS の進行 免疫細胞が抑制❓ | フレイルも認知症も減らない日本

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  最近、ALS関連ニュースが多いですね。


西日本新聞より。


難病ALS
の進行、
免疫細胞が
抑制か 
九州大、
予防や治療法
開発に期待

 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行を、免疫細胞の一種「マクロファージ」の働きを活性化させることで遅らせることができる可能性があることを、九州大大学院医学研究院の山崎亮准教授らの研究グループが突き止めた。

ALSのモデルマウスを使った実験で明らかになった。今後、発症を予防したり、症状の進行を遅らせたりする治療法の開発につながることが期待される。

研究成果は8月、英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。  ALSは全身の筋肉が徐々に動かなくなる神経難病で、国内の患者数は約1万人。詳しい原因は解明されておらず、根本的な治療法は確立されていない。  

研究グループは遺伝子改変でALSを発症させたマウスの末梢神経にマクロファージが大量に染み出していることに着目。

これが症状の進行に関与しているという仮説を立て、マクロファージが染み出してこないように、遺伝子を改変させたALSマウスを作った。  

すると、そのマウスは症状が進み、短命になったため、マクロファージが進行を抑える働きをしていることが判明。詳しく調べると、末梢神経にある異常なタンパク質をマクロファージが除去し、炎症を抑えていることが分かったという。  

今後、マウスで効果を確認できれば、他の哺乳類、人と研究を進めることになる。九州大病院でALS患者の診療に当たる山崎准教授は「患者さんの希望となるように、治療法の開発につなげたい」と話した。  

久留米大の立石貴久講師(神経内科学)は「末梢神経にたまった異常なタンパク質を、マクロファージが除去している点を突き止めた意義は大きい」と評価している。