町田市 認知症当事者の声冊子に | フレイルも認知症も減らない日本

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Nobody is in possession of the ultimate truth.

ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安

町田市は認知症の重要性を理解していますね。



読売新聞より。


認知症
当事者の声
冊子に


 認知症に対する正しい理解を広げようと、町田市は、認知症の当事者へのインタビューをまとめた冊子「認知症になっても私はわたし~認知症と生きる希望とリアル~」を作成した。


支援者を養成する講座のテキストにするほか、概要版を無料配布している。

 冊子では認知症と診断を受けた14人が登場し、Q&A形式で当時の気持ちや本音を紹介している。

その中の3人は支援を受けながら社会参加を続けており、実名で取材に応じている。

 竹林の伐採を通して里山の再生・保全活動をしている岡本寛治さんは、約10年前に認知症と診断された。「奈落の底って感じ」で落ち込んだが、先輩の話を聞くことが不安を抜け出すきっかけとなり、活動を続ける中で「今の方が社交的になったと言われる」と話す。

 市では認知症を意味する英語「Dementia」の頭文字「D」を名称に用いて様々な活動を進めており、冊子では市内のスターバックスコーヒーの店舗で実施された「Dカフェ(認知症カフェ)」(現在はコロナ対策でオンライン実施)や、書店や図書館で認知症関連書籍の特設コーナーを設置してもらう「Dブックス」の活動も紹介している。

 また、市は当事者や支援者などが参加して認知症の人にやさしいまちづくりを考える「まちだDサミット」を2018、19年度に開催している。

今回の冊子制作は、コロナ禍で20年度のサミットを開催できなかったことの代替でもある。同市高齢者福祉課の担当者は「認知症の理解は、本人の声を聞くことが欠かせない。冊子をきっかけに正しい理解につなげてほしい」と話している。



 冊子はA4判20ページ。

3000部作り、認知症サポーター養成講座修了者を対象にしたステップアップ講座のテキストとして使用する。A4判4ページ(A3判二つ折り)の概要版は2万部作成し、市役所や高齢者支援センターなど関連施設で配布している。

問い合わせは同課(042・724・2140)へ。