奈良先端大など開発 タブレットで 認知症傾向判定  | フレイルも認知症も減らない日本

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ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安

先日も取り上げたニュースですが、
見事ですね。




朝日新聞より。


タブレットで
認知症傾向判定 
奈良先端大など開発


 タブレット端末で認知症の傾向を判定する技術を、奈良県生駒市高山町の奈良先端科学技術大学院大学(奈良先端大)の研究グループなどが開発した。


携わった研究者は「認知症の早期発見に役立てたい」と話す。

 マイクの機能がついたタブレット端末を使う。

専用のアプリを起動すると、画面に映る人型のキャラクターが「食欲はありますか」といった簡単な質問を5問する。

画面に向かって話しかけるように答え、3分ほどで終了。

録音した音声をもとに、質問を聞いてから答え始めるまでの時間や、声の高さなどから、答えた人が認知症の傾向にあるかどうかを機械が判断する。

 同大学知能コミュニケーション研究室の中村哲(さとし)教授(60)と田中宏季助教(31)らの研究グループが、大阪大学大学院医学系研究科の工藤喬教授、足立浩祥(ひろよし)准教授らのグループと共同で開発した。

家庭で日常的に認知症傾向の有無を判定できれば、認知症の早期段階で病院を受診し、投薬などで症状の進行を遅らせることが期待できるという。

 中村教授と田中助教は、人の音声言語の研究が専門。

研究のなかで、人の話し方から認知症の傾向を見つけることができないかと考えた。2014年から、認知症に詳しい大阪大学の工藤教授らと共同研究を始めた。

 工藤教授らは、質問の文言や構成を検討。

回答者がストレスなく検査を受けられるよう、ありふれた世間話のようなやりとりを目指した。工藤教授らの助言を受け、奈良先端大のグループは質問をランダムに出題する仕組みを盛り込んだ。

 認知症患者や軽度認知障害患者、健常者計24人から集めた音声データを用いて判定すると、従来型の簡易検査に劣らない精度で判定ができたという。

 今後はこの技術を使って調査を続け、判定の精度を確かめる。中村教授は「将来は、人間同士の会話から認知症の傾向を見つけ、家族に知らせる技術へと発展させていきたい」と話す。