これからと言うところ。
慎重に、慎重に。
毎日新聞より。
京都大学
iPS細胞提供
を一時停止
試薬取り違えの可能性
京都大iPS細胞研究所(所長、山中伸弥・京都大教授)は23日、再生医療に使うiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製する際、試薬を取り違えた可能性があると発表した。
問題のiPS細胞はこれまでヒトには使われておらず、今後、外部の研究機関への提供を停止する。
同研究所は正しい試薬でiPS細胞を作り直し、提供を再開させるとしている。
同研究所は、拒絶反応が起きにくいタイプの細胞からiPS細胞を作って凍結備蓄し、研究機関などに提供する「ストック事業」を進めている。
ストックの1種類目は成人の血液から作り、2015年8月に提供を始めた。
続いて昨年8月、新生児のさい帯血を使って2種類目のiPS細胞を作製。
同11月下旬、この作製過程で試薬を間違えた可能性があることが分かったという。
同研究所は「今回の事態を深く反省し、製造管理体制の見直しと再発防止に全力で取り組む」とした。