【キレる老人と認知症】 みんなピック病❓ | フレイルも認知症も減らない日本

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Nobody is in possession of the ultimate truth.

ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安

複雑な神経システム。

なんで、
診断が
そんなにカンタンですねん❓




夕刊フジより。


【キレる老人と認知症】

体調の悪化や
環境の変化引き金に
イライラ募り
…理不尽なキレ方も

 

駅で駅員を殴ったり、電車や店の中、往来で若者や子供を罵倒したり…。高齢化が進むなか、近年は「キレる老人」の報道が後を絶たない。

なかにはかなり理不尽なキレ方もあるが、そうした場合、「もしかして認知症では?」といった指摘が挙がることがある。

実際に「キレやすさ」と「認知症」に関連性はあるのかを集中連載で考えていきたい。

 
東京都墨田区にある医療法人相生会・認知症センターのセンター長、中野正剛医師は言う。

 
キレる老人の全てが認知症とは言えませんが、認知症の症状として怒りっぽくなることはあります。こうした怒りっぽさは認知症に伴って現れる心理的行動的な症状『BPSD(behavioral and psychological symptoms of dementia)』と言います」

 
BPSDが現れる要因には、
大きく分けて4つあるという。

一つは、「体調の悪化」だ。

 
「認知症の方の場合、腰痛や膝痛、歯痛、肺炎、血糖や血圧の不安定など、身体的な病気の悪化などがイライラや怒りを引き起こすことも…」

特に認知症の症状が重くなると、痛みや不快感の理由や状況を自分では把握できなくなり、イライラすることがあるそう。

 
「2番目は心理的な要因です。もともと嫁姑関係や親子関係があまり良くない場合など、相手は良かれと思ってやったことでも、それが原因でイライラすることもあります」


3番目は「環境的な要因」だ。

 
例えば、骨折で入院する場合などにも、「なぜ骨折したか」「なぜ入院しなくてはいけないか」が理解できない。ショートステイなどで外泊するときにも、環境の変化がわからず、「こんなところに閉じ込められて」と怒り出すケースがある。

 
「4番目は、脳の病気そのものによって現れる怒りっぽさです。『レビー小体型認知症』の方ですと意識の動揺が起こりやすくなるため、少し前までニコニコしていた人が急に怒り出す-などもあります」

また、本人には病の意識がないが、周りからは「不作法になった」「わがままになった」と思われがちな行動をとるのが、「行動障害型前頭側頭型認知症」だ。

単調な生活リズムや物事への執着が強くなり、さらに社会的判断力が低下するため、自分のやりたいことを咎められたり妨げられたりすると怒り出して暴力が出ることも。

「また、若年発症の『アルツハイマー型認知症』では、プライドがあり、自分がうまくできなくなっていることがわかるだけに、やるせなさでイライラし、怒りっぽくなることがあります」。

キレる原因には様々なものがあるが、「家族が最近キレやすい」などと不安になる場合には、一度医療機関を受診してみては?