慶大医学部が見つけた百寿者に共通の性格とは❓ | フレイルも認知症も減らない日本

フレイルも認知症も減らない日本

Nobody is in possession of the ultimate truth.

ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安

認知機能が低下する
性格もありますからね。

👉🏻拙著115ページ参照👈🏻

でも・・・
いまさら、
どないすんねん⁉️って
あきらめず、
ウンザリするくらい
ヤレることがあるんですから。





週刊新潮より。


慶大医学部が見つけた
老化しない人の共通項目


 

老化の原因は何なのか。

容易に見え、それでいて判然としなかった難問に、一条の光が射してきた。

その一端を突き止めたのは、他ならぬ慶大医学部の百寿総合研究センターである。

百寿者700人を10年に亘って追跡調査して見えてきた「老化しない人の共通項目」。

 ***

人はその生涯の40年間で本文を著述し、これにつづく30年間において、前者についての注釈を付加する。

ショーペンハウエルはこう言うのだが、平均寿命がうんと延びたいま、古希を迎えてもなお人生ノートに余白はたっぷりある。

注釈を続けられるならまだしも、認知症や脳梗塞の影響から“口述筆記”さえままならぬ事態も想定される。

裏返せば健康寿命というものが問われるわけで、となれば教えを請うべき相手はショーペンハウエルでなく、先輩たる「百寿者」である。

厚労省は昨年、全国の100歳以上の高齢者が6万1568人となり、45年連続で過去最多を更新したと発表している。女性はそのうち5万3728人で全体の約87%を占める。

 
よく知られるように、慶應義塾大学医学部に付属する「百寿総合研究センター」は、高齢者1554人を最長10年に亘り追跡調査してきた。人数、期間の長さにおいて世界有数の長寿者研究だ。

中核メンバーのひとりで、同センター専任講師の新井康通医師はこう話す。

「がん、動脈硬化、認知症といった、いわゆる加齢関連疾患は、当然のことながら老化がいちばん大きな危険因子です。とはいえ、それを引き起こす原因がこれまではっきりしなかったのですが、直近の研究で、その一端がわかった。つまり、老化のもとを防ぐことによって加齢関連疾患を予防できる可能性があるのです」

 2025年、75歳以上の後期高齢者が全人口の18%を占めるようになる。そして、
後期高齢者が要介護になる確率は29%というから、慶大の研究は、超高齢化社会に直面する日本にとって大きな一歩に他ならない。ともあれ、その中身については後述するとして、研究のあらましに触れておこう。


■百寿者の“共通の性格”


グループが百寿者の医学調査を始めたのは24年前のことだが、今回の大規模調査に関しては、2000年以降に集めたデータを基にしている。

それは3つのグループから採られており、うち2つが百寿者で、いま1つがそれに達しない高齢者である。

細かい内訳は、都内在住の100~104歳の255人、全国に住む105歳以上の429人、そして、都内に住む85~99歳の高齢者536人となっている。

新井医師によると、百寿者を見つけることそのものに壁が立ちはだかったという。

「市区町村の役所や老人ホームのような施設に当たりました。しかし個人情報の問題があると、ほとんどで断られた。でも中にはわれわれの意図を理解してくださる方もいて、信頼関係を築き、少しずつ協力者を増やして行ったのです」

協力を承諾してくれた人に調査依頼書を郵送し、食事内容や喫煙・飲酒などの生活習慣を書きこんでもらう。

そのうえで、後日直接面談し、詳しく聞き取り調査をした。日常動作の自立度や認知機能、生活習慣病の有無などをチェック。さらに採血をし、心電図も測定する。

これに加えて、百寿者と血のつながった子供と、その配偶者にも調査依頼をし、167組(334人)からデータを得ている。

配偶者を調査するのは、血族ではないが、同じような食生活などを送っている人がどんな健康状態かを比較するためである。

そしてやはりと言うべきか、調査対象の百寿者の性格には、いくつか共通点があった。

負けず嫌い、
誠実、
几帳面でやりかけたら
最後までやりぬく、
賢くて、
何でも上手にできる、
小学生のとき成績がよかった……。

「それ以外には、孫とゲームをやったりなど、好奇心旺盛で新しいことにチャレンジする。あと、くよくよしないのも。前向きで、自分の人生に肯定的な人が多いのも特徴ですね」(同)


続きます