アテネの学堂に描かれた女性 | thrush blog*

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2012年7月にプロポーズを受け、2013年3月9日に都内のレストランで
式を挙げました♡
結婚準備の備忘録としてはじめたブログ
これからは日常も書いていけたらいいな・・!
Paradise Pinkとは、パーソナルカラ―の中から一番私に似合う色として
選ばれた色です♡




ハネムーンレポの途中ですが・・

「美の巨人たち」700回記念放送が「ローマ・ヴァチカン」だったので
録画しておいたんですが。


美術史の知識がまたひとつ増えましたヾ( ´ー`)

旅人の小林薫さんがヴァチカン美術館の閉館後に。。うらやまし~~



ラファエロ作の有名な「署名の間」。
そしてその中でも「アテネの学堂」にはミケランジェロやダヴィンチ、ラファエロの自画像が描かれている、ということまでは勉強済みでした。(



わたしが実際に撮った写真。

この中に、ラファエロの自画像のほかに、顔をこちらに向けている女性がいるんです。



この位置!斜めだし暗いしゴメンナサイ



拡大↓

※画像お借りしました



この女性の表情や描かれている位置から、ラファエロがこの女性に特別な感情があったのでは
と分析されている研究家が。




「ラ・フォルナリーナ」


ラファエロが死去して60年後に発見された絵画で
バルベリーニ宮(国立古典絵画館)に貯蔵されているそう。
ハネムーン前は勉強不足で、コチラには訪れませんでした(>_<)


ラファエロは宗教的な絵が多いので、この絵がかなりプライベートな作品と推測できるそう。

さらに、この女性が、アテネの学堂に描かれている女性なのでは、という説で
ローマのパン屋の女性「マルゲリータ」ではないか、と言われているそうです。
フォルナリーナの意味は「粉屋」、つまり「パン屋」。
髪飾りの真珠がラテン語で
マルゲリータなんだそうで、彼女の名前を暗示しているのでは?と。
妙に納得してしまいました。



ラファエロは枢機卿の姪と婚約していたらしいのですが
結婚する前に姪が病気で亡くなってしまったらしく。

マルゲリータはラファエロの一目惚れだったという説があり
密かに結婚をしていたんじゃないかと推測する研究者もいるそう。


ラファエロ展でも言われていたのが、ラファエロは今で言うイケメンで
非常にモテたんだとか!

悪い言い方だと「女たらし」とも言われていたんだそうで。


でも、この番組を見たら、ひとりの女性を心から愛していたんだろうなぁって感じました(´∀`)
あくまでも番組の構成上、そう思ったのですが、実際はもっと複雑かもしれませんね


腕輪には「
ウルビーノのラファエロ」と書かれていて、もしラファエロが「俺様」な男だったとしたら
「俺の女」ってことなんだろうなぁ(・∀・)

左手の薬指(第一関節付近)には指輪が描かれていますが
ラファエロの死後にこの絵を発見した弟子たちが、慌てて消したそう。
枢機卿は大事なパトロンだったので、見つかったら大変だからですね。


でも、ラファエロがヴァチカンで行った初めての仕事、アテネの学堂に描かれた女性までは
弟子たちも消すことができなかった・・
アテネの学堂に描くことが、ラファエロの残した愛の証では、と番組では締めくくっていました。

そんな風な説があると知ると、また違った意味で見ることができて
なんだか嬉しいというかワクワクする気持ちになりました( ´艸`)
奥が深い・・勉強してみたくなりますね。

改めてヴァチカンやローマを訪れて良かった・・



ちなみにパン屋さんは今はレストラン。
番組でも紹介されていました。
「ロモロ」 Trattoria da Romolo 
いつか行ってみたいなぁ~~( ´艸`)