ハネムーンレポの途中ですが・・
「美の巨人たち」の700回記念放送が「ローマ・ヴァチカン」だったので
録画しておいたんですが。
美術史の知識がまたひとつ増えましたヾ( ´ー`)
旅人の小林薫さんがヴァチカン美術館の閉館後に。。うらやまし~~
ラファエロ作の有名な「署名の間」。
そしてその中でも「アテネの学堂」にはミケランジェロやダヴィンチ、ラファエロの自画像が描かれている、ということまでは勉強済みでした。(★)
わたしが実際に撮った写真。
この中に、ラファエロの自画像のほかに、顔をこちらに向けている女性がいるんです。
この位置!斜めだし暗いしゴメンナサイ
※画像お借りしました
この女性の表情や描かれている位置から、ラファエロがこの女性に特別な感情があったのでは
と分析されている研究家が。
「ラ・フォルナリーナ」
ラファエロが死去して60年後に発見された絵画で
バルベリーニ宮(国立古典絵画館)に貯蔵されているそう。
ハネムーン前は勉強不足で、コチラには訪れませんでした(>_<)
ラファエロは宗教的な絵が多いので、この絵がかなりプライベートな作品と推測できるそう。
ローマのパン屋の女性「マルゲリータ」ではないか、と言われているそうです。
フォルナリーナの意味は「粉屋」、つまり「パン屋」。
髪飾りの真珠がラテン語でマルゲリータなんだそうで、彼女の名前を暗示しているのでは?と。
妙に納得してしまいました。
ラファエロは枢機卿の姪と婚約していたらしいのですが
結婚する前に姪が病気で亡くなってしまったらしく。
マルゲリータはラファエロの一目惚れだったという説があり
密かに結婚をしていたんじゃないかと推測する研究者もいるそう。
ラファエロ展でも言われていたのが、ラファエロは今で言うイケメンで
非常にモテたんだとか!
でも、この番組を見たら、ひとりの女性を心から愛していたんだろうなぁって感じました(´∀`)
あくまでも番組の構成上、そう思ったのですが、実際はもっと複雑かもしれませんね
腕輪には「ウルビーノのラファエロ」と書かれていて、もしラファエロが「俺様」な男だったとしたら
「俺の女」ってことなんだろうなぁ(・∀・)
左手の薬指(第一関節付近)には指輪が描かれていますが
ラファエロの死後にこの絵を発見した弟子たちが、慌てて消したそう。
枢機卿は大事なパトロンだったので、見つかったら大変だからですね。
でも、ラファエロがヴァチカンで行った初めての仕事、アテネの学堂に描かれた女性までは
弟子たちも消すことができなかった・・
アテネの学堂に描くことが、ラファエロの残した愛の証では、と番組では締めくくっていました。
そんな風な説があると知ると、また違った意味で見ることができて
なんだか嬉しいというかワクワクする気持ちになりました( ´艸`)
奥が深い・・勉強してみたくなりますね。
改めてヴァチカンやローマを訪れて良かった・・
ちなみにパン屋さんは今はレストラン。
番組でも紹介されていました。
「ロモロ」 Trattoria da Romolo ★
いつか行ってみたいなぁ~~( ´艸`)