タイトルは、高橋優の「福笑い」のサビ部分の歌詞だ。

ものすごく素敵な言葉だと思う。
言葉が通じなくたって、笑顔は万国共通。
「きっとこの世界の共通言語は、英語じゃなくて笑顔だと思う」
素晴らしいんですよ。本当に。
 
まあ、私の表情筋は死んでるから笑顔がないけど。
世界の共通言語から、ドロップアウトしちゃってるザ・真顔…だけど。
 
いや、分かるんですよ。
分かってるんですよ、その歌詞の伝えているところの意味は、すごい胸に響くし。
こういう、重箱の隅を屁理屈で削り散らかすべきじゃないって思いますよ。
私だって、そう思いますよ。
いつまでひねくれてんだよ、大人になれよって心底、うん、心底。
 
だけどさぁ!
私の中のバールのようなものを持ってる私と、
鋭利な刃物を構えてる私と、鈍器を振り上げてる私が、
「ふぁっくおふ笑顔!クソが!」ってうごめくんですよ。
 
「福笑い」好きな曲だから、よく聞いてるんですよ。
本当、いい曲だし、爽やかな考え方だなって思うし。
でも、うごめく私たちが歩みを止めることはないんですよ!
もう、これ、性(サガ)とかそういうやつだと思う!!
 
実際、笑顔がないって自覚あるから、初対面の人に対して喋り過ぎるし、
(真顔だけど怒ってないですよーって示すために、めっちゃ喋る。)
 
ぼんやりしてると「何か難しいこと考えてる?」とか聞かれるし、
(妹が二人いて、それが広瀬アリスと広瀬すずって、どんな感覚なんやろ?
とか考えています。ニューロンないかとかではないです。)
 
何て言うか、表情がないと不都合が起きやすい。
一つ一つは小さい不都合だけど、積もると結構わずらわしい。
ただでさえ笑顔のない顔面に、使い勝手の悪さを感じてるというのに。
「きっとこの世界の共通言語は、英語じゃなくて笑顔だと思う」って。
もはや俺はコミュニケーションの最果てだぜ!
生きてるだけなのに、極北の無人島に吹き飛ばされた気分だぜ!
と、青天の霹靂である。
 
大体、そんなに心と心を通わせなきゃダメか?
 
あーーーーー!!!
片腹が痛えーーーーー!!!
(しかし、私の表情筋はピクリともせず真顔だ。)
 
だけど「福笑い」は名曲。
中学生に合唱とかしてほしい。
その子達が大人になった時に「福笑い」を思い出して、
人と笑顔で接することができる大人になってほしい。
私は、そう願っている。
真顔だけど、感情がほとんど顔に出ないけど、本当にそう願っている。
 
ただ、それと同時にバールのようなものを持ち、
鋭利な刃物を構え、鈍器を振り上げている私たちがいる。
生きること、人と向き合うことは、一筋縄ではいかない。
複雑だ。
きっとこの世界は複雑怪奇なのだ。
 
おしまい。