『谷川俊太郎質問箱』谷川俊太郎 | ゆめのたね放送局 「ホンスキー倶楽部」

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広島県 スギさん


『谷川俊太郎質問箱』谷川俊太郎

① その本の魅力 
詩人の谷川俊太郎さんが、いろいろな64の質問に答えています。
ユーモラスな質問であったり、専門家が回答すべき質問であったり、
それらを詩人が紡ぎだすことばの魅力での回答が続いていきます。 
なぜお風呂に入らなくてはいけないのか、という大人の質問や、
死んだらどうなるの?と不安になるちいさな女の子の質問に窮するお母さんの質問、
谷川さんのような魅力あふれる人を(もしも年齢が近かったら)
好きになっていたかもしれないというシンガーソングライターなどからの質問に、
ときに寄り添い、ときに粗暴な回答から、谷川さんの視野の広さを感じやすい1冊です。 
挿絵もやわらかくて可愛らしい印象なので、読後感がさわやかです。 
10年前の本で、発売されてまもなく買いましたが、いまだに気持ちを落ち着かせたい時や、
やわらかな気持ちになりたいときには本棚から取り出しています。 

② その本との出会い 「ほぼ日刊イトイ新聞」というウェブサイトで連載されていた
コンテンツの書籍化です。
ウェブでの連載は欠かさずに見ていたのですが、書籍化されたことで、
より大切なことばが綴られた1冊になってくれました。

 ③ あなたにとって「読書」とは? 
「誰かの力になるための、ことば探し」の旅。 
それこそ谷川俊太郎さんのように(といえばおこがましいのですが)、
悩んだり困ったりしている方にとって、その足踏みしている状態からちょっとだけ
前に進むようにうながせるような、
ことばを差し出してあげるような存在でありたいと考えています。 
そのために自分でことばを紡ぐことも大切なのですが、
先人が残してくれたことばをたくさん知って、
自分自身の叡智に変えていくための行動が「読書」だと考えています。

「ほぼ日刊イトイ新聞」
糸井重里が主宰するウェブサイト。
1998年6月6日創刊以来、一日も休まず更新しています。
糸井重里の日替わりエッセイ「今日のダーリン」/
有名無名を問わずたくさんのゲストが登場するコンテンツ/
50万部を売り上げる「ほぼ日手帳」などのグッズも発売中。

『オトナ語の謎。』(オトナごのなぞ)は、
ほぼ日刊イトイ新聞上にて連載されていたコンテンツの一つ、
およびそれを基にした書籍のタイトル。
学校では絶対に教えてくれないが、社会人になるといつの間にか何の抵抗もなく使っている、
そんな謎めいた言葉「オトナ語」を徹底的に解説したもの。
読者の応募という形をとっており、ほぼ日刊イトイ新聞上1、2を争う人気コンテンツに成長。
読者から投稿・応募された恥ずかしい「言いまちがい」を「言いまつがい」と称し、
それを皆で共有し楽しむコンテンツとして誕生した。
最初は読者の勘違いやミスによる「言いまつがい」のみを扱っていたが、
現在では行動のまつがいやメールのまつがいも含まれるようになった。
このコンテンツは読者の投稿という形をとっており、ほぼ日刊イトイ新聞上1、2を争う人気コンテンツに成長。
同じほぼ日刊イトイ新聞発行であるほぼ日手帳の日別記入ページ内「日々の言葉」の一部に、「言いまつがい」から選出された内容が掲載されている。
この本には世界初の「製本まつがい」(例・カドが丸い、表紙に穴が空けられている、ページがそろっていない、落書きがある、裁断が斜め等)が採用されていた。なお、世界初なのは、「製本まつがい」であり、意図的な「製本まちがい」であれば、『伝染るんです。』(吉田戦車による4コマ漫画である)でも行われている。
そして、2005年3月29日には、新潮文庫より文庫本化されるが、文庫判のため、この「製本まつがい」は再現されなかった。

ほぼ日刊イトイ新聞で好評連載中のコーナー『カワイイもの好きな人々。』の書籍化。
もういい年なのにカワイイものから離れられない脚本家が、
街にひそむカワイイもの好きのおじさんたちを訪ね、その人がかわいがっているものの正体をあかしていく対話集。
 ハリネズミ、人形、うさぎ、スッポンモドキ、発泡スチロール…等々、
ぱっと見てキュートなものから「これはちょっと…微妙?」
と思わず言ってしまうものまで、さまざまなおじさんのさまざまな「カワイイ」が大集合!
 ビジュアル的なかわいさはもちろん、おじさん同士である著者と
インタビュー対象者とのやりとりからあたたかい気持ちが伝わってきて、
読んでいるうちに気持ちがほっこりしてくる本。
 書籍化にあたっては、ほぼ日での連載を全面的に加筆修正。
また、俳優の小日向文世さん、漫画家の吉田戦車さんに取材した特別ゲストインタビューや、
好評だったコーナーの後日談などの書き下ろし新企画も多数収録。