もともと炎症を持っていたり低栄養状態であればあるほど、低気圧の影響を受けやすくなります。


疲れが溜まっていれば、その本来のだるさがやってきます。慢性的にコルチゾールを多く使っておれば、低気圧の日は、やはりもっとだるい。

免疫細胞が働く必要があるような外傷を持っているなら、低気圧の日に痛くなりやすい。

ですので、必要なのはやはり日々の体へのアプローチが必要になります。

ちなみに、炎症が治って、内臓機能が回復して、からだの質的栄養素(タンパク質量と筋肉量)が満たされますと、あまり影響を受けなくなります。

気持ちの面でも、低気圧の日に、情緒が不安定になったり、マイナス思考になるならば、いつもは自我で隠されている、内なる自分の心の課題が出てくるのです。

これに対しては、自分のこころを知り、自分に必要な頑丈な自我を築くことで情緒が揺れることは無くなっていきます。

では、栄養も満たされ炎症もあまりなく、こころも安定している人は、低気圧になったら、何も変わらないかというとそうではありません。

低気圧の日は人間は副交感神経優位になるようになっているので、「いつもより気持ちが落ち着いている」「いつもよりリラックスしている感じがする」「クラブ行って騒ぐって気分じゃない」というふうに、活動が静かになる傾向があります。

そういうことですので、低気圧になるたびに、『私は一生低気圧に振り回されて生きていくのか』と思わなくても大丈夫です。

しかるべきケアと、然るべき自分になりましたら、雨の日や低気圧の日は、猫を膝に乗せながら、窓の外の雨を見て、暖かい飲み物を美味しく飲んで深呼吸しているような、そういうイメージの状態になります。

低気圧を楽しむようになれますよ