「お喋りが上手だね」
褒めてくれたのがわかったけれど
心がズキッと傷ついてしまった
目の前のあなたに楽しい気分になってほしくて、
喜んで欲しくて
頑張りすぎてしまっていた
少女の頃
「私は口が立たないから…」
友の言葉に心が辛くなった
それでも
何かを守るため
それでも
誰かを守るため
私は今でも必死になっている
口なんて、下手でいいじゃないか
心ではそうと思いながらも
わたしは今でも変わらないでいる
本当に伝えたいことなんて
自分の伝えたいことなんて
なかなか
口に出したりできやしない
簡単な言葉や
どんなにも長く語ったとしても
本当の気持ちなんか
伝えることは難しいんだ
自分のためだけに
しゃべりたくなんて
ないよ…
目の前のあなたを暖めたいから、
あなたのことを笑顔にしたいから
………
それらが伝わらないとき
それが
わたしの
悲しいこと
………