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ベロニクのブログ

シンプルで美しいものが好きです。
日々、感じたこと、いいなって思ったことを綴ります。
写真、ヨーロッパ、京都、映画、本、音楽、古いものなどなど。

ベロニクのブログ デルビュイの町には緑がよく似合う



デルビュイの町の周辺では、いろんなアウトドアを体験することができます。

カヤック、ロッククライミング、カート(四駆?)、マウンテンバイク、

命綱をつけて高いところを移動するチャレンジャーコース、そして川釣りなど。


                         

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以前、子供の通っていた学校のクラスメイト、ギャビンの誕生会で、男の子ばかり6人くらいがデルビュイへ招待されました。

ギャビンとママは勉強もスポーツもできる秀才タイプで、先頭に立って、みんなでマウンテンバイクのコースを楽しんだらしいのですが…


ヘルプで同行した友人ママによると、後ろの何名かがバイクにうまく乗れなくて…というより、川越えのある、少しハードなコースだったようで、先頭からすっかり離れてしまって大変だったらしい。

ちなみにうちの子は真ん中のグループにいたみたい。

興奮しながら洞窟の中をほふく前進した話をしていました。アドベンチャー、楽しかったんですね。

なるほど、それでみんな靴もパンツもドロドロだったというわけ^^;




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さて、今回は、誰が言い出したのかカヤックに乗ることになりました。

カヤックが3人乗りだったこともあり、私はボスと一緒にみんなの帰りを待つことになりました。

『行ってらっしゃ~~い!』 三人を見送った後は、ボスと川沿いの小路をのんびりとお散歩。



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一時間後くらいに、カヌーを降りる場所で待ち合わせしていたのですが、

どうしたことか、みんなの乗ったカヌーがちっとも現われないんです。

やっと携帯で連絡があったのですが、カヌーがなかなかうまく進まなくて苦労しているとの事。

いいよいいよ、ゆっくり帰って来てね。今日はちょっと川の流れが少ないかな?



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それからも彼らは悪戦苦闘し頑張っていたのですが、声の様子からだんだん疲れてきたのが分かりました。

一時間くらいたって、『カヌーを降りたい』旨の連絡がありました。

え~~っ、たぶんあと少しだと思うんだけどな~。ちょっと待ってて。


カヌーの降り場に行き、中でもいちばん優しそうなおじさんを探しました。

『すみません、あの~、友達がちょっと大変なことになっちゃって…

 途中でカヌーを降りてはいけないかしら?』

すると白いおひげのおじさんは、意外に厳しい方で、

『だめだね、ここまで乗って来てもらわないと困るんだ』と、きっぱり首を横に振りました。



                     *:..。o○:,。*:



融通ききそうにないか~、こうなったら、もう仕方がない…

『あの~、実はうちの息子が、

急にお腹が痛くなったらしいんですっ!』 (ウソです。)


       ・・・

『今、どの辺にいる?』

あ…たぶん、その角を曲がった辺りまで来ていると思うんですけど…

一緒に川沿いを小走りで、最後の大きなカーブの先まで行くと…

あっ、いたいた!おおぉ~い!

3人ともすでにカヌーを降りて岸に立っていました。

疲れてヨレヨレだけど、おじさんと私を見つけて、少しほっとした表情を浮かべていました。

おじさん、うそついてごめんなさい~助かりました、ありがとう!


息子がニコニコして大きく手を振っている。

あっ、あんまり元気そうにしないで~



                   

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ふたたび、デルビュイの町をぶらぶらと。

ひと騒動のあとは、なにもかもが平和すぎて。

むすこはスタンドで熱々のポテトのフリッツを買って、お姉さんとふたり、にこやかなムード。



デルビュイの旅は、みんなにとっても忘れがたい思い出になったようです。

ハプニングのある旅っておもしろい。

なんとかなるものよね?身構えずとも、柔軟な態度でのぞめば。

たまに、自分がひとりで生きてるんじゃないってことにも気づかされたりもします。

ハプニングのある人生も、楽しめる人でいたいものです。





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おはようございます!


昨日から急に、鉢植えのクロッカスの花芯が、むくむくと立ちあがってきました。

もうすぐ、いい香りがしてきそう…


雨ですが、今日もいい一日を!




             *:..。o○゚・*:


              



ベロニクのブログ     デルビュイの町  展望台より




ベルギーのアルデンヌ地方にある、デルビュイ。

山の奥へ向かってどんどん車を走らせてたどり着く、グレーの石でできた中世の小さな町です。

ここは美食の町と言われています。

日本から知人家族が訪れた際に、噂のジビエを食べてみたくて一泊しました。



着いた日のディナーでは、私は鹿肉、他の方はウサギなどを頼みました。

どんな野趣あふれる料理かと内心怖々だったのですが…

意外に肉の臭みなどもなく、あれよあれよという間に全部たいらげてしまいました。

さすが、食通の集う場所だけあり、きちんと手間ひまかけたお料理。



次の日の朝食は、なんと幸運なことにLe grand brunch du dimanche、日曜日限定のブランチでした。

まずアペリティフはシャンパン。(朝から!)

朝食なので、そう重たいものはないとはいえ、豪華なビュッフェ。

あまりメニューの事は覚えていませんが、パテなど手の込んだものから、ハムやチーズまでかなりの数のお料理が並んでいました。

息子が調子にのって、大きなエビの殻を山と積んでいたり、4人とも、終始ニコニコ顔。

人って、美味しいものに囲まれると、こんなに幸せを感じるものなんですね~

ワロン地方出身の名探偵エルキュール・ポアロもきっとこんな至福の時を知っていたのでしょうね。


結局、食べ終わったときにはもうお昼だったのでみんなびっくり。

なんと、3時間も(!)食べ続けていたんです。



                     *:..。o○゚・*:


泊まったホテルをwebで検索したら、すっかりモダンなインテリアに改装されていました。

以前は古い木の内装で、いかにも山の中の小さなホテルという感じが良かったのですが。


Le Sanglier des Ardennesの情報はこちら

http://www.sanglier-des-ardennes.be/restaurants





ベロニクのブログ     展望台から下を見る。「結構高いね、ここ。」








ベロニクのブログ      ディナンの町



ノートルダム教会の前の広場からケーブルカーに乗って、高さ100mにあるシタデル(城砦)まで登ります。

このシタデルは11世紀にムーズ川流域を監視するために造られました。



ベロニクのブログ      Collegiale Notre-Dame



実は初めて訪れたときは、ここの前にナミュールのシタデルにも寄りました。

ナミュールのシタデルは同じムーズ川とソンブル川の合流地点にあるのですが、その雄大さに驚きました。

写真がないのですが、たぶん車を降りると、景色が大きすぎて写真にならなかったんでしょうね^^;


今は城内に観光客向けのおみやげ店なども入っていますが…

シタデルはどこも、武器や砲弾が置いてあり、薄汚れた壁から血の匂いがするような生々しさを感じる事もしばしば。


こういう場所には必ず拷問の道具などが置いてありますが、悲しいかな、ベルギーは何度となく敵に攻め入られ、捕らえられ拷問される立場におかれました。

地理的に、オランダ、ドイツ、フランスという強豪に囲まれていた彼ら。

しかも陸続きなのだから、しょうがないですよね。

国民性も、自己主張の強いヨーロッパの中にあって、ベルギー人はやや控えめ。



ところが、時代は変わり、各国は戦いをやめ統合への道を選び、今はベルギーもEUの本拠地。

実質的なEUの首都になりました。

個性の強いヨーロッパ諸国をまとめるにあたり、他の国にはできない、とても重要な役割を果たしています。

長い歴史から学んだ、平和的で思慮深く柔軟な態度が、他国にも認められたのでしょうね。




ベロニクのブログ   シタデルからの眺め




ブラッセル空港の動く歩道を歩いていて、壁に”Heart of Europe”という言い回しを、見たことがあります。

これには、いろんな意味があると思うのですが…


まず、ベルギーが地理的にヨーロッパの中心に位置するという意味。

それから、ヨーロッパの心臓部、重要な部分を担うという意味。



だけど、私にとっては…


大きな木や森や川に囲まれて、

ゆっくりと時間が流れている。

どこか古臭いのに輝いていて、

人の手の温もりを失わない。


”Heart of Europe”。

ヨーロッパのこころ、魂。


そういった部分が、私のベルギーだったのではないかな、なんて思います。




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ベルギーにある、川と城塞の町、ディナン。

穏やかな流れの大きなムーズ川と、その向こうにそびえ立つグレーの断崖。

断崖の上にはCitadelle(シタデル)と呼ばれる城砦があります。


起伏のある地形によってつくられる風景は、町の歴史と同じようにドラマティック。

まるで絵本にでてくるような、美しい中世の町です。


ベロニクのブログ    ロシア風の屋根の、ノートルダム教会



ベロニクのブログ      Rue Adolphe Sax



サクソフォンを発明したアドルフ・サックスは、1814年にこの街で生れました。

アドルフ・サックス通りには、銅細工の店や工房などがならび、中世からの伝統を受け継いでいます。


サックスって、ベルギー生まれだったんですね!



ベロニクのブログ    クック・ド・ディナン



クック・ド・ディナンは、蜂蜜と小麦粉だけで作った堅焼きクッキー。

動物や花束、聖ニコラなどの型があります。


めちゃカタイです…




















iPhoneからの投稿
photo:01     桃カステラは、雛節句のほかいろんなお祝い事に。



長崎の友人から届いた物…
巨大な桃かすてら!


明日は桃の節句ですね。

うちに女の子はいないけど、私のために贈ってくれたらしい。ありがとう~^^


カステラの生地が驚くほどふんわ~り、身体に優しい味でした。




万月堂さんの桃かすてらは、素材にこだわり無添加なんだって。