中学受験をするのかしないのか、絶賛悩み中だった我が家(というか家庭内で悩んでいるのは私だけだけど)

 

 

そんな時、学区内の公立中学校が、息子の小学校の児童を対象に学校公開を行なってくれました。

 

 

これはありがたいチャンス!

 

息子も「学校探検できるの?」とノリノリでついて来てくれました。

 

 

 

朝10時ごろに行き、授業風景を見学。

1年生〜3年生まで、くまなく、全てのクラスを徘徊しました。

 

 

公立中学校は荒れているからダメ

 

というのが、中学受験をする理由の1つのあるあるですが、都市伝説なのでは?と思うほど、生徒たちは皆、座って真面目に授業を受けていました。

 

 

生徒1人ひとりをチェックしても、茶髪やピアスの子もいませんでした。

 

 

なぜだろう?と考え、出た答えとして、

 

 

  • 学区内の小学校はすべて中受率が7割を超えている
  • ゆえに、この公立中へ通学する生徒のほとんどが「中受で失敗した」または「合格を蹴ってきた」
  • つまり、次のチャンスである高校受験に本気である
  • 高校受験のために内申点を稼がなければいけない
  • また、勉強のやり方を理解している子が多い
 
このような理由かと思われます。
 
帰宅してから、この中学校の口コミを調べたところ、概ね同じようなことが書いてありました。
 
 
口コミにて、デメリットとして書かれていたのは、「中学受験を未経験の人は学力差が出てしまいがち」ということくらい。
 
 
ふむふむ。
 
 
私は実際に見学してみて、この公立中学なら行っても問題ないな。と思いました。
 
 
ただ、個人的な思いとして高校はできるだけレベルの高いところを狙って欲しい。
 
理由としては人脈作りができるし、大学受験をするのにも雰囲気に飲まれた方が捗るからです。
 
 
 
なので、この公立中へ行くとしたらライバルは強敵ばかり。
 
皆、内申点を稼ぐためにテストで高得点を狙ってガリ勉します。
提出物も落とせません。
 
 
 
それは切磋琢磨という意味では良いのですが、中学へ進学して、皆がすぐにできることではないと思います。
 
やっぱり小学校時代から、習慣だとか、勉強に対しての姿勢を積み上げる必要がありそうです。
 
 
 
この内申点ですが、あまり大きな声では言えませんが男の子は不利になりがちと聞きました。
 
やはり女子はしっかりしてるんですよね…。
 
 
 
なので、ボーイスカウト活動は絶対に続けて欲しいという想いがあります。
 
進学にボーイスカウトの活動が助けになったエピソードを沢山聞くからです。
ボーイスカウトは習い事ではなく「社会活動」の位置付けになります。また表彰されると天皇に会えたり…。歴代のアメリカ大統領は全員ボーイスカウト出身。日本の政治家や上場企業のCEOもボーイスカウト出身者が多く、就職で有利になった話も多々聞きます。
 
 
実際に、中学で内申点を稼ぐのにボーイスカウトは良いと隊の方にコッソリ言われました。
 
 
そんな下心丸出しで書きましたが、息子が活動を心から楽しんでいるから辞める理由もないんですけどね。
 
 
 
話は中受に戻りますが、
 
学区内の公立中を見学した結果、中受に対しての姿勢(私の中の方針)を決めました。現時点だけど。
 
 
  • 朝・夜の学習習慣はこれからも必ず続ける(目標は勉強を歯磨きと同レベルの習慣にする)
  • 徐々に学習時間を伸ばせるように時間管理と努力をする
  • 小4から中受塾に入る
  • 1年続けても上のクラスを狙えないなら退塾も検討する(息子の意志を尊重しつつ)
 

番外編として、

 

  • 息子の熱中できることを親子で探す
  • 机の上では得られない経験を積む
 
こんな感じです。
 
 
これは個人的な考えですが、スポーツと同じで、勉強は出来る子はできるし出来ない子はできない。が私の持論です。
 
 
 
御三家と言われる名門校のテストは「出来る子をふるいにかけるためのもの」だと思っています。
先日、花まる学習会が主催の中受に関する講演会に参加した際に、去年の過去問を見せてもらいました。開成などの問題を見る限り、大学受験の方がよっぽど易しいと思いました…。なんというか、、、特殊な問題が多い印象です。
 
 
 
100の努力をすれば、全員が大谷翔平になれるのか、と言えばそんなことは残念ながらありません。
 
100の努力をしてメジャーへ行ける人もいれば、100の努力で甲子園で終わる人も沢山います。
 
 
 
自分に合った力を伸ばせるジャンルが、1人ひとりにあると思っています。
 
自分のできる限りを尽くし勉強しても周りに勝てなかったとしたら、それは、その人に潜在的に備わっている伸ばせるものが「勉強」というジャンルではなかった、というだけです。全く残念な話ではないです。


さらに、そこに楽しさがあるかないか、も大切だと思います。

例えばサッカーで、練習はキツイけどシュートを決めたあの瞬間をまた味わいたいから続ける!…とか、上には上がいることなんて分かってるけど、でも好きだからやりたいんだ、とか。


そういう感覚ってあるじゃないですか。
それが『勉強』で味わえるなら自走できるし、やる価値があると思います。
 
 
 
勉強で花開けたら、それはそれで喜ばしいことだと思います。

しかし、それは6年生までダラダラやらなくても判断できることだと思います。
 
 
 
 
 
とにかく、進むべき道が1つしかない(中受するしかない)という気持ちでいると親子で潰れてしまうと思いました。
 
 
 
今回、実際に息子が通うかもしれない学校を見学することで、分からない(イメージできない)不安から少し解放された気分です。
 
少なくとも、東京リベンジャーズみたいな世界線の中学ではなかったので、そこはホッとしました。
 
 
 
ひとまず、このスタイルで過ごしていきたいと思います。