犍陀多(カンダタ)という男が地獄から抜け出す寸前で切れたのが
蜘蛛の糸。
周りを顧みない、利己的排他的象徴。
さてさて、大きな蜘蛛の巣が朝陽に照らされて綺麗だったので撮りました(*'ω'*)
蜘蛛の巣って、歩いていて知らずにぶち当たると何とも言えない…
不快感を覚えてしまうのですが、こうして見るととても芸術的ですよね。
人間からすると小さな蜘蛛が、一針一針、丁寧に編み込んで。
獲物がかかるのをジッと待つ。
この芸術を前にして、如何に自然界の摂理って美しいんだろうと思います。
一方で、こと人間世界における蜘蛛の糸、蜘蛛の巣って
割とネガティブなイメージで言われたりしますよね。
ネチネチと嫉妬深い人だとか謀略、足の引っ張り合い…
それらを蜘蛛の糸や巣に例えて言われたりします。
私達の脳内には実は、蜘蛛の糸があって。
実は虎視眈々と糸を張り巡らせ、巣を張って。
獲物がかかるのをジッと待っているのではないだろうか…(・_・;)
ふとそのような事を考えてみたりします。
他人による攻撃だけじゃないよね…
自分に対しても、蜘蛛の糸って油断すると張り巡らせようとする。
婚姻中の私も正に、そんな状態でしたよ。
結婚してるから…夫婦ってこんなもんだから…
私の人生はこれでいいんだ…このまま可もなく不可もなく。
朽ちるまで、そっとこのままで…
この思い込みが、私にとっては蜘蛛の巣のようなものだったと
今となっては思います。
もしあの時、頭の中に雷が落ちなければ…
離婚したら○○だろうな~♪
っていう妄想だけで終わって、いやいやでも、現実ってこんなもんでしょ…
って、また砂のような景色を彷徨っていたと思う。
貴女にもそんな事、ありませんか?
例えば、結婚してくれない彼。
お互い付き合いも長いし、私はそろそろ結婚を考えているのに…
未だに何も言ってくれない。
でも私にだけ見せる彼の優しさは愛されてる証拠…
彼を信じなければ…
とかね。
思い込みとか習慣って、他人が張り巡らせた蜘蛛の巣じゃない…
自分自身が張り巡らせた見えない巣に雁字搦めに囚われているだけですよね。
普段は見えないから厄介なんだけど…
フっと光を照らされた時に、キラキラと浮き彫りになる。
でもまたすぐに闇に紛れてしまって、
あれ?さっき何か…キラっと光ったような気が…?
…気のせいかな?
って心の中に潜んでしまう。
キラっと浮かび上がった時に全力でその巣から逃げて。
そしてまた、力強く羽ばたく力を私たちはそれぞれみんな持っていると思うの。
この地球に生まれた貴女もあなたも。
みんな美しい羽根を持っている…
一生懸命にもがいて己の巣から逃げようとあがいて頑張るあなたは
とても綺麗だよ。
一人ひとり違う模様を持って羽ばたく貴女は
光に照らされて輝いている…
大丈夫…貴女も私も…大丈夫。美しく飛べる。