猫耳です
私が中2の夏
塾を探していたある日のこと
見学のため、授業風景を覗く
教室内では
先生!○○って何ですか!?
わかりません!
あちこちから質問が飛び
先生がひとりひとりに向き合う
やる気というか熱気を感じる
みんな真剣そのもの
そうかと思えばどっと笑いが起こり
先生と生徒の関係が良好なのが
すぐに分かった
楽しそう
中学になって
だんだん勉強が追いつかなくなり
友達と会うのは楽しかったが
すっかり自信をなくしていた
当時私は学校で先生に
『ここが分かりません』と、
どうしても聞けなかった
手も挙げられない
いつも下を見て
先生に指されませんように
と願う
そんな毎日だった
塾の授業中、やっぱり分からない
思いきって手を挙げる
『 先生ここが分かりません 』
この日をきっかけに
塾ではどんどん質問が
できるようになり
徐々に成績も上がった
私はそんな塾が好きだったが
何より
先生が大好きだった
勉強しに行くというより
先生に会いに行く
という感じだ
いつも早く行って
先生とおしゃべりするのが
楽しみで仕方なかった
私の中で『ここが分かりません』
が言えたあの時の事は
忘れられない
大好きだった先生たち
今はブレザーに変わりつつある
中学校の制服
学ランとセーラー服って
やっぱりいい