ハプニングバー絶頂期の頃、私は、彼方此方に顔を出しておりました。


当時、新橋のビルの地下2階にあった、外堀通り倶楽部なる店にも、たまぁに行っておりました。


新橋駅、銀座寄り出口から、すぐの場所にあったのですが、地下2階まで階段で降るお店なんて、ちょっと考えにくく、銀座のお姐さん方にはあまり知られてなかった様な気がします。


その手のお店は、お客どうしのハプニング・自由恋愛を勝手にやる場を提供してまっせ!的な定なのですが、女子のお客が来ないと、悲惨な事になり、いわゆる、オヤジ祭りに!やりてぇオヤジだらけ祭り!になってしまう訳で、それを避ける為に、サクラと言うか、女の子の店員?も用意されておりました。


ワンセンテンス長!


と、言うわけで、お店の女子、あきな様、(前出のあきな様とは異なります!)には、いつも、いろいろ遊んで頂いたり、いたぶって頂いたりしておりました。


それから数年後、蒲田にあったハプバーに遊びに行ったら、あきな様に再会しました!

その店のチーママっぽい感じでした。


『あら!ツル〜!久しぶりねー!こんな所でまた会うなんて、縁があるのよ♪きっと。』と、あきな様。


そのお店にも、数度遊びに行きました。


所が、半年もたたず、そのお店は閉店してしまいました。


ハプバー冬の時代が到来したのです!


あまりにも、ハプバーブームになり、情報が出回りすぎたせいで、当局が無視出来なくなってしまったのでしょう!

チョコボール向井のせいも多少あると思いますし!


因みに、当時、ちょいマッチョで一年中日サロで焼いていた私は、チョコボールツルと呼ばれていたりしました。


そんな訳で、閉店を余儀なくされる店が続出したのでした。



ほそぼそと、目立たない様に地味にやっている店もあるのでしょうが、今は、ほとんど無い気がします。




さて、そもそも、ハプニングバーの存在意義とは、何ぞや?と言う話しです。


実は、エッチをしたい男性もさることながら、エッチをしたい、女子にとって、とても重要な場所だったのです!


男性は、風俗等、なんやかや欲望を満たす場は多数ありますが、女子には、あまり無いのです。


昨今は、ホストや、女子向け風俗や、出張ホスト等、あるようですが、どれも、高そうで気軽な感じではないでしょう。 


ハプバーに来ていた女性様方は、結婚しており、子供がいて、旦那がかまってくれなくなった奥さん方が多かった気がします。


大体、3 0代半ば〜4 0代半ばの一番脂の乗った、欲求不満の人妻の方々の性欲の吐口を探す場を担っていたと。

それが、ハプバーと、言っても過言では無いでしょう!


そんな大切な場所が無くなってしまい、彼女達は、仕方なく彼女達主催の宴を開催する事を決意したのでした!


主催の長は、あきな様でした!


いわゆる・乱・交・パーティー・です!



内容は、ホテルのスイートを1日借りる。

大体、品プリか、新高輪プリでした。

何か、平日の安いプランとかだと、そんなに高い金額ではないようでした。


女性が選ぶ、ややこしくない安心安全な男達に声をかける。

とにかく、女性に選択権がありました。

大体、一回に1 0人くらいの種馬達が呼ばれておりました。



容姿のいい枠。ち○こ大きい枠。若い絶倫枠。等々。



ツルは、頭数埋める枠でしたが。(苦笑)

人数が少ない時に割り勘要員として呼ばれる男が数人おりまして。

でも、まぁ、安心なちゃんとした助平と認めてもらってたわけで、ありがたい事です!

そんなわけで、毎月開催していたのですが、私に声がかかるのは3ヶ月に1度くらいでした。


開催費用は、女性はただ!男達が頭割りで支払いました。

営利目的の宴ではないので、お酒やつまみは、皆んなの持ち寄りだったり差し入れだったり。


実費頭割りで、毎回、1人7千円〜1万円程でした。

ホテルのチェックインが午後3時で、翌朝1 0時まで、の長丁場です。

勿論、その間、帰るのも自由ですが。


さて、女性様方は、元々ハプバーの客だった訳で、Hを楽しんでた方々なので、いろんな方がいろんな時間でいらっしゃって、満足して帰って行かれます。

やはり、のべ1 0人前後の方々が一回に集まってたと思います。

いつも来ている方や毎回、初めてお会いする方がいらっしゃいましたので、その宴に参加されてる方々は、総勢3 0人以上いたのではないでしょうか?


大体、3 0代〜4 0代後半までの奥様がほとんどでした。


ツルは、 M・男・なのでほぼ、舐・め・犬・奉・仕・奴・隷・でしたが、中には、どうしても中がいいと、おっしゃる方がいらっしゃるので、とにかく頑張りました。


数人の男達と致して、満足して、夜8時頃に帰って行く奥様。


『明日、息子の運動会でお弁当作らなきゃならないんで朝早いのよ!お先に失礼するわね!じゃあ、またね♪』


いきなり、所帯じみた会話。


さっきまで、女を曝け出していたのに。


女性は、たくましい!




ある時から、私は、呼ばれても行かなくなりました。

私は、Hそのものは、さほど強いわけでもなく、物も小降りですので、実質のみを求めている、その宴には、あまり適さない奴でしたから。


3回も断ると、もう

呼びはかからなくなりました。




あれから何年も経ちますが、あの宴は、今でも続いているのでしょうか?


ソファで、ベッドで、お風呂で、絡み合っている奥様たちの姿が今でも思い出されます。


女性の直接的な性にたいしての欲望を見せつけられると、少し怖い様な気がしました。


私は、やはり、弱い雄!


 M・男・なんだなーと、思い知らされました。