そこで私は一人の男を思い出した。
風俗大魔王こと、じんだ。(私の友達)
彼は一週間のうち半分位は風俗に費やしている男だ。じんはパチンコに勝っても負けても何かと理由をつけ風俗に通っている。
『じんなら何かヒントをくれるかも』
数日後じんに会った。
じんはそんなたいした内容ではないが熱く語ってくれた。
『風俗のポイントはサービス精神』だと、私は心のなかで当たり前だと思いながらも、彼に3日間話しを聞いた。しかし彼の口からでてくる話しはサービス精神のことだけだった。
『なーんだ無駄足か』と最初はおもったがこの業界のサービス精神って何❓と自分に問いただした。しかし女性が頑張るんでしょ位の事しかでてこなかった。そして全然分かってない事に気が付いた。その日からサービス精神について考える様になった。
サービス精神について考えている頃、一本の電話が私に掛かってきた。
『関西で風俗店を30店鋪位やってる会社のお偉いさんにお前の話しをしたら時間作ってくれるって』
この声にすく反応し関西に向かった。
駅で待ち合わせ、どんな人がくるのだろうかと、待っていると正面から黄色のスーツの上下に黒のシャツ。上着を肩にかけた40代後半の凄く目立つオジサンがこっちに歩いてきた。
私はぴんときた。この人だと…。正解。
一緒に歩くのも恥ずかしかったが、『え~いこれも修行だと』彼と行動をともにした。
のちに分かったが彼はとても良い人だった
。彼の紹介で様々な人に会い、じんとは違う目線での話しを聞く事ができた。サービスの話しはもちろんの事、仕掛ける側の話等聞く事が出来た。その中でも私が特に頭に入って来た話しが安全面と衛生面の話しだった。そして大変な仕事なんだという事も勉強できた。
そして広島に戻り、じんが熱く語っていた『サービス精神』
関西で学んだ
『安全面』『衛生面』
を三本柱にお店を展開する事をきめた。
独り言…。関西帰りの新幹線で舞の海がすぐ後ろの席にいた。何故だか勝てそうだった。
