外の顔。
所謂、外面。

私は、あります。

なぜなら私はとーっても
小心者
だから。

でもね、この小心者が私を強くした。
とも言えるのです。

本当は、意見する事に
こんな私が意見してよいのか?
否定されたらどうしよう?
とか、不安で仕方ない。

これはね、小さな頃からそうでした。

すごく記憶に残っているのは、保育園の頃。

みんなで外で遊んでいたのです。

鬼がいて、天使がいる。
みんなが順番で天使をしている中、私は大人しく、弥琊ちゃんの番だよ!って言ってくれるのを待っていたのです。

だから、とても勇気を振り絞って
私まだやってない!
と、初めての自己主張。

すると、お友達が言いました。

あ!弥琊ちゃんがまだやってないって!

ガーン!!!
何ですが、私は天使をやってないって言ってないのです。
仕方なく、鬼をやりました。

でも、なぜか。
私にも言えるんだ!
と言う清々しい気持ちになりました。

とは言え、そう簡単に気持ちを言う、意見をするという事はできませんでした。

そんな感じで今に至っていますが、
ある時の企画部の部長との会話。

立羽さん、この企画案についてバシっと言ってよ!

えぇ?私がですか?

うん。立羽さんなら言えるでしょ。

いや、私小心者なので。

企画部の部長が目をパチパチさせて、
その後肩を震わせて大爆笑!

誰が小心者だって?!
苦しい!
あははは〜!!

と、去っていく。

いや、私は嘘はついていないんだけどな。
と、見送る。

小心者が故に、乗り越えてきた自分の壁。

強くなったと言うよりも、
小心者の自分のために、
言うべき事や、伝えなければならない事が言えず、自分を責める事に疲れてしまうので、
どうせ疲れるなら
勇気を出してから
に変える事を選択しました。

とは言え、勇気を出した自分に後悔する時も多々ありますが。

思うのは、私が意見する事に
意外とちゃんと聞いてくれるし、
意外と受け入れてくれる。
間違った事を言っても、
頭から否定されることは、そう無い
と言う事。

そんな事を思いながら仕事をしていると、
会社では
立羽さんって、ちゃんと意見ができて凄いね
とか、羨ましいよとか、言われるのです。

否定はしませんが、
私は弱いから強いのです。

ただ、強く見せている訳ではありません。

弱さを受け入れたから
強くなれた。

ここまで来るのに40年は生きていますから。笑