「とーちゃん、コタが走るの待ってるでー!」



山口整骨院で今までで1番というほど身体をホグシテもらったあと、読書タイムを楽しもうと自宅のソファに腰を下ろそうとしたその時、次男坊が玄関を入ってきてそう言った。


おー、そうかー。晴太は走らないのか?と聞くと、「ちょっと足をまたケガしたからどうしよっかな~?」と言った。

見ると左ヒザの少し上部が左右に赤く太い線を引いたようにパックリと切れている。

どうしたんやー!?また、公園の茂みかどっかで枝に引っかけたんかー??

2日に1つは傷を増やしてくるんちゃうか、というくらいに遊び傷の絶えない次男に確認すると、「うん、そうやでー!」と当たり前のように言う。そして慣れた手つきで消毒をしてバンドエイドを傷口に貼っている。

ほんまにそのうち大ケガするんちゃうか?と心配になってくるが、本人がアッケラカンとしているので、なんかずっと大丈夫なまま、ただわんぱくに大きくなってくれそうな気もする。

「ちょっと遊んでみて走れそうやったら走るわー!」と言い残し、足早に仕事場である(遊び場です)公園へと降りて行った。


長男が走るのを待っているという事なので、少し急いで着替え、スポーツドリンクを用意して私も公園に降りた。



今日は近所の子ども達は誰も参加せず、長男だけが走るようだ。次男は、やっぱやめとくーー!と言って家に帰って行った。


長男コタローが言う。

「なんかさぁーみんな(近所の子ども達)走るの飽きて来てるんかもしれへんわぁ。」

たしかに最近、近所の子達の参加が少なくなってきている。

「なんかちょっと変わった事したいわー!」と長男が続ける。

みんな1㎞ダッシュがしんどいんかな、と思い、「半分の500㍍ダッシュしてみるか?」と言うと、長男の顔がパッと明るくなり、「うん!やってみたい!!」と即答した。

けれどもすぐに、「けどなぁ、晴太(次男)走らんから、自己ベスト出して引き離しときたいんやけどなぁ~…」と言う。

長男と次男の1㎞のベストタイムは4:10で並んでいる。

学校が新型コロナの影響で一斉休校になった3月の初めにスタートしたこの企画。その時より次男は20秒、長男は65秒も速くなっている。それだけでも立派なのだが… ライバルに差をつけておきたい気持ちはよくわかる。



結局500㍍タイムトライアルをしてみる事になった。


1回目は…そんなに力を抜いたわけでもないけれど、1㎞の自己ベストよりも悪い❗




長男も2:05~2:15を目指したが…2:30だった。

スタート地点までゆっくりジョグで戻り…2回目☀️


私の1㎞のベストは3:42なので、そのペースを一応越えたので少しうれしい。

長男も初回より6秒タイムを縮めた。



新しい試みは、まーまーおもしろく新鮮だった。またこれでみんなを誘ってみよか!?と言って長男と歩き始めた時、今日の太陽が茨木の山に完全に沈んでいった。



「太陽がああやって沈んでるよーに見えるけど、ほんまはこっちの地球が、こーゆーふうに回ってるんやで!!」と長男に言うと、はいはい、またか、みたいな感じでテキトーな相槌をお見舞いされた。



新しい試みのダッシュを2回したから疲れてるんやな、と自分に言い聞かすサンセット・オヤジなのでした。

いや、長男はほんまに疲れてやがったな。うん…しゃーない。