・できないことがあったとしても、それは今の自分にできないだけであって、将来の自分になら可能であると未来進行形で考えることが大切です。



・結局のところ、人生とはその「今日一日」の積み重ね、

 「いま」の連続にほかなりません。



・ことさら先を見ようとしなくても、今という瞬間瞬間に全力を傾注して生きることによって、そのとき見えなかった未来の姿がやがて自然に見えるようになってくるものです。



・これでいいのか、もっといいやり方はないかという疑問を、いつも自分に投げかけることを習い性としてきました。そういう目で見れば、雑用ひとつとっても、そこに工夫の余地は無数にあるものです。



・こちらの思いの深さと観察の鋭さに応じて、無機質であるはずの現場や製品にも「生命」が宿り、無言の声を発する

―――いわば「心に物がこたえる」瞬間を経て、物事というのは成就していく。製品でいえば、手の切れるようなものができ上がっていくのだと思います。



・有意注意という言葉があります。

 意をもって意を注ぐこと。

 つまり、目的をもって真剣に意識や神経を対象に集中させることです。

あらゆる状況の、どんな些細な事柄に対しても、自分の意識を「意図的に」凝集させることです。



・心理の布は一本の糸によって織られている。

 したがって、さまざまな事象は単純にすればするほど本来の姿、すなわち真理に近づいていきます。そのため、複雑に見えるものほどシンプルにとらえ考えなおそうという考え方や発想が大切なのです。



・額に汗して自分で稼いだお金だけが、ほんとうの“利益”なのだ



・『人生の方程式』 

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力



・(社員によく言うことば)

神が手を差し伸べたくなるぐらいにまでがんばれ



・禍福はあざなえる縄のごとし

よいことと悪いことが織りなされていくのが人生というものです。

だからよいにつけ悪いにつけ、照る日も曇る日も変わらず感謝の念をもって生きること。福がもたらされたときにだけではなく、災いに遭遇したときもまた、ありがとうと感謝する。そもそも今自分が生きている、生かされている。そのことに対して感謝のこころを抱くこと。



・他人から「してもらう」立場でいる人間は、

足りないことばかり目につき、不平不満ばかりを口にする。



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