・バカな奴は単純なことを複雑に考える。

普通の奴は複雑なことを複雑に考える。

賢い奴は複雑なことを単純に考える。



・楽観的に構想を練り、悲観的に計画し、楽観的に実行する。



・商いの極意は、お客様から信用されることだと言われている。

もちろん、信用は商売の基本だが、さらに信用の上に「徳」が求められ、お客様から尊敬されるという次元がある。尊敬まで達する、お客様との絶対的な関係を築くこと、

それこそが真の商いではないだろうか。



・人はインスピレーションを外に求める。

しかし私は、内に求める。自分が今やっている仕事の可能性をとことん追求して、

改良を加えていくと、想像もつかないような大きな革新を図ることができる。



・常に原理原則に基づいて判断し、行動しなければならない。

原理原則に基づくということは、人間社会の道徳、倫理といわれるものを基準として、人間として正しいものを正しいままに貫いていこうということだ。

人間としての道理に基づいた判断であれば、時間や空間を超えて、どのような状況においても受け入れられる。



・新しい事業を始める際に、もっとも重要なこと、

それは自らに「動機善なりや、私心なかりしか」と問うことだ。

動機が善であり、実行過程が善であれば、結果を心配する必要はない。



・私はすべての判断の基準を「人間として何が正しいか」ということに置いている。



・人生には、近道や魔法の絨毯は存在しない。

自分の足で一歩ずつ歩いていかなければならない。

その一歩一歩がいつか信じられない高みにまで、私たちを運んでくれる。

これが、夢の実現に至る、唯一確実な方法なのだ。



・天賦の才を決して私物化してはならない。

むしろ、謙虚に、集団のためにその才能を使うべきなのだ。



・どのようにすぐれた能力も、それが生み出した成果も、私に属しながら私のものではありません。才能や手柄を私有、独占することなく、それを人様や社会のために使う。

 つまり、おのれの才を「公」に向けて使うことを第一義とし、「私」のために使うのは第二義とする。

 私は、謙虚という美徳の本質はそこにあると考えています。



・こうありたいと願ったなら、あとはすさまじいばかりの強さでその思いを凝縮して、強烈な願望へと高め、成功のイメージが克明に目の前に「見える」ところまでもっていくことが大切になってきます。

そもそも、こうありたいと願うこと自体、それを現実にする力が潜在的に備わっている証拠です。人間は素質や能力がないことを、あまりしたいとは思わないものです。



・たしかに運命というものは、私たちの生のうちに厳然と存在します。しかしそれは人間の力ではどうにも抗いがたい「宿命」なのではなく、心のありようによっていかようにも変えていけるものです。運命を変えていくものは、ただ一つ私たちの心であり、人生は自分でつくるものです。東洋思想では、それを「立命」という言葉で表現しています。

 思いという絵の具によって、人生のキャンバスにはその人だけの絵が描かれる。だからこそ、あなたの心の様相次第で、人生の色彩はいかほどにも変わっていくのです。