初めての方は 『企画書』 をお読みください。
ご納得されましたら以下読み進めていただけると幸いです。
28radio 第5回放送!
<オープニング音楽カットイン>
秋斉 「おばんどす。・・・藍屋秋斉や。」
俊太郎「・・・へぇ。・・・古高俊太郎どす。」
秋斉 「古高はん、まさかわてらが大役を・・・」
俊太郎「そのようやな。」
秋斉 「沖田はん情報やけど要望書が届きはったんやて。」
俊太郎「それはおおきに。」
秋斉 「まあ誰かはんみたいに質問書が届かないよりはええな。」
俊太郎「・・・それは高杉はんの」
秋斉 「しっ。高杉はんはこのラジオを聴いとります。
下手な事は喋らんと気いつけたほうがええ。」
俊太郎「・・・へぇ。ほな気いつけまひょ。触らぬ神にたたりなしや。」
秋斉 「・・・ところで古高はん、」
俊太郎「何どすか?」
秋斉 「台本は読みはった?」
俊太郎「へぇ。一応は。」
秋斉 「やはりどこぞのぼんぼんと違いますな。」
俊太郎「・・・藍屋はんは相変わらずの毒舌や。」
秋斉 「ほな、例のはどちらが読みまひょか?」
俊太郎「では年の功でわてが。
『…このラジオは某乙女ゲーム『艶ガール』に登場する、
旦那さま方がお送りするラジオ番組です。
激しくキャラ崩壊する事がございますので
それが苦手な方はお聞きにならないようにお願いします。
尚、このラジオ番組に対する誹謗中傷は受け付けませんので
宜しくお願い致します。』
・・・ほなこのままタイトルコールにいきまひょ。」
秋斉 「へー」
俊太郎&秋斉「28と書いてツヤラジオ、スタート!」
<オープニング音楽フェイドアウト>
秋斉 「なんや・・・音がなくなると静かやな。」
俊太郎「へぇ。」
秋斉 「・・・このまま二人での会話も悪うないと思うんやけど。」
俊太郎「それはつまり、」
秋斉 「そうや。ゲストは呼ばんでもええんと思う。」
俊太郎「・・・・・・わてからは・・・何も言えへん。」
秋斉 「もう今日は二人でまったりでええん・・・」
俊太郎「・・・ゲストがガラス窓を叩いとるよ・・・藍屋はん・・・。」
秋斉 「まるで檻の中の動物みたいやな。」
俊太郎「・・・わてには何も・・・見えまへん・・・。」
<ゲスト登場の音楽カットイン>
俊太郎「この音は確か・・・ゲストの登場や。」
慶喜 「秋斉!」
秋斉 「へー。」
慶喜 「随分と酷い扱いじゃないか。」
秋斉 「そうどすか?」
慶喜 「『そうどすか?』じゃないってば!」
秋斉 「・・・ついつい慶喜はんには日頃の恨みを」
俊太郎「・・・・・・恨み?」
慶喜 「恨み!?何だいそれ!」
秋斉 「嘘や。」
俊太郎「嘘?」
秋斉 「そうや。わてが慶喜はんを恨むはずあらへんてわかっとるやろ。」
慶喜 「うんうん。やっぱりそうだよね。秋斉はいつでも俺の味方だよね。」
秋斉 「ちっ。」
俊太郎「・・・・・・。」
慶喜 「・・・今舌打ちが聞こえたけど?」
秋斉 「気のせいや。」
俊太郎「・・・わてはついていけへん・・・。」
慶喜 「あ、いつもの事だから気にしなくてもいいんだよ?」
俊太郎「これがいつもの事どすか・・・わかりまへんな・・・。」
秋斉 「そんなもん知らへんでええよ、古高はん。・・・それより、差し入れ持ってきはったん?」
慶喜 「差し入れ?」
俊太郎「そうや、わても慶喜はんから差し入れを持っていくようすすめられた一人どす。」
慶喜 「ああ、そうだったね。持っていって喜ばれたよね?」
俊太郎「・・・・・・へえ。」
慶喜 「何だい、微妙な顔をして。・・・あ、俺はこれを持ってきたよ。(ガサガサ)」
秋斉 「・・・・・・頭痛うなって来たわ・・・。」
俊太郎「・・・・・・。」
慶喜 「え?何でそんな反応なんだい?美味しいんだよ?」
秋斉 「まさか・・・。」
俊太郎「そうやな・・・予想外どす・・・。」
慶喜 「ええ?古高くんまで?」
秋斉 「もう少し江戸らしい粋なもんかと・・・。」
慶喜 「『東京ばな奈』の何処が粋じゃないんだい?!」
秋斉 「あかん・・・もう感性が違う。」
慶喜 「美味しいよね?ね?」
俊太郎「わては・・・食べたことあらへんから・・・。」
慶喜 「じゃあ今食べよう。待ってて、開けるから(ガサガサ)」
秋斉 「今生放送中やからいりまへん。」
慶喜 「大丈夫だよ、秋斉が喋っていればいいんだし。はい、古高くん。」
俊太郎「お・・・おおきに・・・。」
秋斉 「古高はん、無理して食べんでもええよ。」
俊太郎「・・・いただきまひょ。」
慶喜 「うんうん、食べておくれ。」
秋斉 「・・・何か卑猥や。」
俊太郎「んぐ・・・。」
慶喜 「バナナのお菓子を食べてるだけでも色香を感じるってすごいよね。さすが古高くん。」
俊太郎「変なこと言わんといてください。・・・ええお味どした。」
慶喜 「ほら、美味しいって!」
秋斉 「へーへー。」
慶喜 「何その投げやりなコメント!」
秋斉 「ほな次のコーナーに進みまひょか。」
俊太郎「何やわて・・・食べ損やな。」
<場面転換の音カットイン>
秋斉 「さて、慶喜はんへの質問状や。」
慶喜 「嬉しいね。・・・そういえば高杉くんにはまだなのかい?」
俊太郎「しぃ。」
慶喜 「ああ、触れちゃいけない話題だったみたいだね。」
秋斉 「そうや。」
慶喜 「・・・悪かったよ。」
俊太郎「いないのに・・・不憫や・・・高杉はん・・・。」
慶喜 「で、俺への質問は誰からだい?」
秋斉 「江戸在住、気持ちは17歳の美夕はんからどす。」
慶喜 「美夕。いい名前だね。」
俊太郎「へぇ。」
秋斉 「最初の質問やけど・・・ええ?」
慶喜 「ああ。」
秋斉 「『もし、他の旦那様になれるとしたらどなたになってみたいですか?
そして何をしてみたいですか?』」
慶喜 「んーそうだな。よくある朝入れ替わっちゃってたって話?」
秋斉 「そこまで膨らませんでもええと思いますけど。」
慶喜 「朝起きたら・・・やっぱり秋斉かなー?」
秋斉 「・・・わて?」
俊太郎「意図が読めましたえ。」
慶喜 「だってさ、朝から可愛い娘たちと挨拶できて、
可愛い娘が仕事中とか来客中にお茶持ってきてくれたり、」
秋斉 「あんさんという人は・・・まったく・・・。」
俊太郎「楼主の利点や。」
慶喜 「あ、わかる?でもね、結城くんもいいと思うんだよ。
未来にはもっと美しい娘がいるって言う話じゃないか。」
秋斉 「結局・・・まあ慶喜はんらしい答えやけど。」
俊太郎「そうどすな。」
秋斉 「わてや結城はんになったら何がしとうおます?は聞くだけ無駄や。」
慶喜 「え、何納得なの?ちょっ・・・」
秋斉 「次の質問や。」
慶喜 「またお得意のスルー機能かい。」
俊太郎「するぅ機能?」
慶喜 「結城くんから教わったんだ。秋斉が今みたいに俺の事を、」
俊太郎「ああわかりました。わかりましたんで次の質問を・・・藍屋はん。」
慶喜 「古高くんもかい。まあいいけどね。」
秋斉 「『MCの高杉さんがアロハやTシャツを着てらっしゃいましたが、
慶喜さんが挑戦してみたい服装は?』」
慶喜 「挑戦したい服装ねぇ。」
秋斉 「ちなみに、『なんでも着こなしちゃいそうな気がするんですけどねw』
という補足付きや。」
慶喜 「美夕はわかってるね。俺の良さをわかってる。」
秋斉 「へー。」
俊太郎「へぇ。」
慶喜 「何だい二人とも、そのやる気ない相槌は。」
俊太郎「・・・いわゆる『こすぷれ』いうものどす。」
秋斉 「・・・ああ、以前ラジオで古高はんがゲストの回で出とった話やな。」
俊太郎「へぇ。」
慶喜 「そうだな・・・白いスーツ?」
秋斉 「慶喜はんが着るとホストかチンピラやな。」
慶喜 「ほすと?ちんぴら?」
秋斉 「詳しくは結城はんに聞いておくれやす。」
慶喜 「ねえ、それはカッコイイのかい?」
秋斉 「・・・・・・・・・そうや。」
慶喜 「何だい?その間は。」
俊太郎「何を身に纏っても艶やかに見えるんどすな。」
慶喜 「良い事言うね、さすが!ほら、秋斉も見習って。」
秋斉 「へー。」
慶喜 「あ、あと着てみたいというか似合いそうって言われたものがあるんだ。」
俊太郎「何どすか?」
慶喜 「黄色い鳥の着ぐるみ?って服かな?」
秋斉 「・・・・・・無理して好感度上げんでええんちゃう?」
慶喜 「ちょっ・・・好感度なんて考えてないよ?」
秋斉 「へーへー。」
慶喜 「・・・想像した?」
秋斉 「へー。ようお似合いどす。」
慶喜 「うわっ!投げやり!」
秋斉 「時間がないんや。次で最後の質問やさかい、ちゃんと答えてくれないと困ります。」
慶喜 「わかったよ。最後の質問は何だい?」
秋斉 「『うちの旦那様頑固者で手におえないことがよくあるのですが
どうしたらいいかアドバイスください!』」
慶喜 「頑固か。誰かに似ているね。」
俊太郎「誰どす?」
慶喜 「土方くん。」
俊太郎「ああ・・・。」
秋斉 「続きや。『ちなみに出身は武蔵野国多摩郡谷保村・・・
土方さんの出身地のすぐそば・・・で』」
慶喜 「それだよ、原因。」
俊太郎「出身地が理由どすか。」
慶喜 「少なからず土地柄ってあると思うんだよね。」
秋斉 「・・・『誕生日は9月29日の慶喜さんと一緒です。』やて。」
慶喜 「どうして美夕の旦那が俺じゃないんだろうね。」
秋斉 「生まれ年が相当違いますやろ。」
慶喜 「俺は頑固者でもないから手に負えない事もないけどな。」
秋斉 「あんさんの事は聞いてまへん。」
慶喜 「そうだな。頑固な人って信念が強いからね。自分の意見が曲げられたり否定されると
まず怒りが先に来る事が多くないかい?」
秋斉 「まあ血の気は比較的多いと思うんやけど。」
慶喜 「ということは真っ向から否定はしない方がいいよね。
君の言葉は理解できるけど、こういう考え方もあるよ?みたいに
一度受け止めた後に助言や要望を伝えると少しはいいんじゃないかな。」
秋斉 「珍しくまともな・・・。」
慶喜 「頑固な人って、自分で間違ったと気付いても曲げられないんだよね。
羞恥心が先に出てくるからかな。
だから意見を言う時は逃げ道を作ってあげてから伝えるといいよ。」
秋斉 「・・・そんな慶喜はんに朗報や。」
慶喜 「え?何だい?」
秋斉 「美夕はん、艶を始めた頃は慶喜はん推しが現在は土方はん推しやて。」
慶喜 「ええ!?美夕?そうなのかい?」
俊太郎「藍屋はん・・・最後にまた落とすんや・・・怖いお人どすな。」
<エンディング音楽 フェイドイン>
慶喜 「こんな終わり方って・・・」
秋斉 「は?」
慶喜 「美夕・・・。俺はこれから何を信じていけばいいんだい?」
秋斉 「わてを信じておくれやす。」
慶喜 「秋斉・・・。」
俊太郎「上手くとりまとめようとしてはりますな・・・爆弾落とした張本人やのに。」
慶喜 「はっ!そうだった。危うく騙されるところだったよ。」
秋斉 「ちっ。」
慶喜 「あ、また舌打ち!今日2回目だし!」
秋斉 「ほなら締めまひょか。」
慶喜 「え!?また無視かい?」
俊太郎「へぇ。本日のゲスト、一橋慶喜はん。」
慶喜 「え?もう終わり?」
俊太郎「そしてパーソナリティはわて、古高俊太郎と、」
秋斉 「藍屋秋斉がお送りしましたよって、おおきに。」
俊太郎「ほなまた次回お目にかかりまひょ。」
慶喜 「ちょっ、また俺損じゃない?」
<エンディング音楽 フェイドアウト・・・?>
総司 「ちょっと待って下さい!音響さん!音止めてください!」
慶喜 「どうしたんだい?沖田くん。」
総司 「あ、慶喜さん・・・だけ残って何をしているんですか?」
慶喜 「東京ばな奈を食べていたんだよ。沖田くんも甘いもの好きだったよね?」
総司 「はい、好きですけど・・・今はそれどころじゃないんです!」
翔太 「あ、沖田さん!もう打ち合わせ室にもいませんよ!」
慶喜 「何だい、結城くんまで騒々しいね。」
龍馬 「翔太!ほがまっことか!?」
翔太 「あ、龍馬さん!そうなんですよ・・・俺たち頑張ったのに・・・。」
慶喜 「あのさ、全く話が読めないんだけど。秋斉も古高くんも帰っちゃったよ?」
歳三 「総司、やっぱりいねぇぞ。」
総司 「土方さん!そっちにももういないんですね・・・どうしましょう。」
歳三 「どうってよ・・・このラジオは総司と結城が喋り慣れてるんだから
おめぇらから伝えてくれねぇか。」
総司 「そうですよね・・・どうします?結城くん。」
翔太 「言うしか・・・ないですよね・・・今のバタバタも聞こえちゃってますし。」
総司 「では私が代表して言いましょう。もともとこの手紙は私が見つけましたから。」
翔太 「沖田さん、すみません・・・。ありがとうございます。」
慶喜 「・・・まだ話が見えないよ?」
総司 「実は・・・この28ラジオ局がこの回を持って最終回となります・・・。」
慶喜 「ええ!?聞いてないけど!?」
翔太 「慶喜さんには今言いましたから。」
総司 「正直に言いましょう。番組編成で打ち切りとなりました。」
晋作 「何だと!?俺がまだゲストとして招かれていないのにか!?」
翔太 「あ、高杉さん。」
龍馬 「高杉・・・。」
歳三 「・・・ふっ。」
晋作 「あ、てめぇ今何で笑った?」
歳三 「いや、そんな事でごちゃごちゃと面倒くせぇ男だと思ってな。」
晋作 「ほう、この俺に喧嘩を売るとはいい度胸だ。」
総司 「もう、二人ともまた第2回放送みたいな事、止めてください。」
翔太 「・・・そうですよ・・・番組終わっちゃうんですから・・・。」
龍馬 「そうじゃ。」
慶喜 「じゃあこれからどうするんだい?」
翔太 「とりあえず・・・聞いてくださった皆には何てお礼を言ったらいいのか・・・。」
慶喜 「そうだね、俺からもお礼を言うよ。ありがとう。」
総司 「本当に・・・皆さん、ありがとうございました。」
歳三 「ありがとよ。」
晋作 「俺からも礼を言う。」
龍馬 「ありがとう。」
総司 「この28ラジオは無期限休止となりますけど
またいつかラジオ局の番組で皆さんとお会い出来る日を楽しみにしています。」
慶喜 「だから、俺たちから さよならは言わないよ。」
総司 「本当に・・・ありがとうございました!・・・ええ!?もう時間!?」
<エンディング フェイドイン&アウト>
special thanks 美夕
special thanks *yuumi*
illustration by cielon
write by marron
たった5回の放送でしたが楽しみにしていた方がいらした事を
とても嬉しく思っておりました。
現状、絵師・書き手共にリアルが多忙となり
こちらの管理が厳しくなりました。
二人で話し合った結果、一度無期限活動休止とすることに致しました。
ただ、二人とも艶から気持ちが離れたわけではありません。
未来は全くわかりませんが
再びこちらに戻る可能性がないとも言い切れません。
でも期待を持たせるような事も安易に書く事ができません。
人は徒然、趣味嗜好も変化するものですので
離れていただいても構いません。
でも、もしまたいつか皆様にこちらでお会いする機会がございましたら
温かく迎えていただければ幸いです。
短い間でしたが
28ラジオをご試聴下さいましてありがとうございました。
cimallon

