息子と副籍交流 | タナカのカナタ

タナカのカナタ

可愛い息子を愛でながら暮らすタナカです。

東京都には「副籍制度」と言う制度があります。

これは「都立特別支援学校の小・中学部に在籍する児童・生徒が、居住する地域の区市町村立小・中学校(地域指定校)に副次的な籍(副籍)をもち、直接的な交流や間接的な交流を通じて、居住する地域とのつながりの維持・継続を図る制度」だそうです。

 

 

で、息子も住所から自動的に決まる地域の小学校に副籍があり、

小学2年生の今年度、ついに地域の学校に「副籍交流」に行ってきました!照れ

 

 

はじめての交流

 

入学当初は、

・新型コロナをはじめとして感染症こわい!

・就学に向けた学校見学で(他の学校だけど)普通級の子に通りすがりに心無い言葉をかけられたから、ちょっとこわい!

・地域の学校に何の思い入れもないからモチベーションもない真顔

って状況だったので、

1年生の間は「お便りのやりとり」(←向こうの学校の学校便りが届くだけ)を選んでましたキョロキョロ

 

その1年生の終わりに、息子からも1度くらいお手紙を、となって、先生がまずは「副籍交流」の説明から息子にしてくれたんですが、その時に、

「そっちの小学校は1クラス40人くらい子どもがいて、先生は一人だけ」

と聞いて、

カナタは「40人!おおすぎるーーーーー!!!ガーン」とびっくり。

それで興味を持ったのか、2年生では交流に行ってみたい!となりました。

一方、私は前述の理由であまり乗り気ではないままキョロキョロ

 

しかし、

この副籍交流、どこでもそうなのかよく知らないのですが、初回だけは先生が一緒に来てくれて、あとは本人と保護者だけで行くそう!ポーン

私は乗り気ではなかったものの、息子の2年生での担任の先生がベテランでめちゃめちゃ頼りになる先生だったこともあり、

「その、『初回は一緒に来てくれる』という特典を使うなら今年なのでは?!」と自分の勢いをつけることに成功グラサン

 

段取りは先生に丸投げチュー

先生は色々考えてくださり、

・子どもたちのノリを考えると低学年のうちに1度行くのは良いと思います。

・向こうのクラスの落ち着くタイミングと、カナタくんへの説明の時間を考えて、2学期からにしましょう。

・初めての時は、イベントに参加して、そのあとに少し交流というのはよくあります。

・カナタくんは運動会より学芸会の方が楽しめそうですよね(眩しいのが苦手なインドア派)

などと、

先方と相談しつついつ行くのが良さそうかを選定してもらえましたラブ

 

さらに、先生が支援校の紹介&カナタの紹介のパワポを作ってくださり、

それを私も確認して加えてほしいこと(車いすを使うことの紹介だけでなく、よくちびっこたちに「これなに?」って聞かれやすい胃管や呼吸器の簡単な紹介)や、

いらない部分のカット(学校紹介の中にあった給食の形態が色々ある話は、支援校の紹介としては子どもたちに面白く思える点だろうけど、カナタには給食が出ないので省略してもらった口笛)をしてもらったり。

 

 

そうこうして迎えた当日。秋のとある日。

地域の学校には、実はNICU時代からのお友達が一人通ってて、私たちが行く日はそのお友達ママさんもちょうど学芸会を観覧する日でデレデレ

アウェイな学校に着いて早々に、そのママさんが私たちを見つけ出してくれて、久しぶりに色々お話もできて勇気100倍チュー

 

子どもたちがいっぱいの体育館に入るのはめちゃめちゃ緊張したし、たくさんの子たちに囲まれて、探り探りの会話してどきどきだったグラサン

カナタも皆の視線と質問が自分に集中して、流石にちょっと大変だったのか、途中から魂が旅に出かけてた笑い泣き

 

2年生の皆さんの劇が始まると、大好きな絵本が原作のお話だったので、再びのりのりになったし、

NICU友達が舞台袖からカナタを見つけて手を振ってくれたのに振り返したり、

劇を見ながら劇中歌を一緒に口ずさみながら「うたばっかりじゃねーかー!」と(なぜか私に)ツッコミを入れたりと満喫できました!

 

劇の後は、校舎に移動して、2年生の1つのクラスにお邪魔しました!

今時の学校は立派で、

多目的トイレやエレベーターがあって、多少遠回りにはなるものの、息子も困らずに済みました照れ

 

教室に入るときはまた(私が)緊張してしまったのですが、大きな拍手で迎えてもらえて、ウェルカムな空気がありがたかった照れ

担任の先生が、事前に作っていたパワポを大きくプリントアウトしてくださってて、それを紙芝居のように皆に見せながら紹介をしてくださいました。

その後、先生と練習していたというカナタ渾身の自己紹介

 

「カナタです」←「ひき肉です」の言い方&ポーズで

 

を披露したところ、

「おー!流行に追いついてる!」と声をかけてくれたり(バラエティのがやみたいな感じに)、

自ら「ひき肉です!」をやってくれる子たちが!!爆  笑

 

他にも、カナタの「すきな とどうふけんは さどがしまです!」に対しても、

すぐに「さーどーがーしーまー!!」と反応してくれた!笑い泣き

島育ちYouTuberのけえさん、

息子が半年くらい前にはまってて、親としては「なにそれ??」だったんだけど、

子どもの世界では有名だったんだね…ポーン

 

 

先生方がしっかり計画してくださって整えてくださったこの機会が素晴らしかったのと、

YouTubeの話が通じたことが嬉しかったのもあって、

「たのしかった!またいきたい!!おーっ!」とご機嫌になった息子の様子に、

ずっと日和っていた私も「楽しかったデレデレ」と終えることができた初の副籍交流でした!

 

 

 

 

2回目の交流

 

3学期、先方からも「またきてくださいね」と言っていただけ、なんと2回目の交流も実現しました!

普段マンツーマンで授業を受けているカナタですが、それが功を奏して、2回目も担任の先生がついてきてくださると!ラブ

(=マンツーマンなので、担任の先生がカナタについてきても誰かを放置することにならないのでウインク

 

ところが、予定していた交流の日の1週間前に、先方から、

「全校6学年で7クラスが学級閉鎖中です。どうしましょうか?!」と言う連絡がゲッソリ

私はあっさり日和って、「無理しなくても…」となったのですが、カナタが「せっかくだからいきたいのにー!えーん」と。

ギリギリまで様子を見てもらって、感染がおさまる方向になってきたのでやっぱり行かせてもらうことにしました拍手

 

そして当日。

流行りに乗りつつ、全てを力技で乗り切ってきてほしいという気持ちを込めて、この胃管固定テープをほっぺに貼って副籍校へ!

 

 

 

年明けくらいからの息子の流行りがこちらのマッシュル。

息子が延々と流すので「なにそれ?」と聞くと、「たぶんてぃくとくとかではやってるやつだよ」と教えてくれた爆  笑

 

息子のほっぺのテープは2cm×3cmくらいのちっこいものなんですが、皆一目見て、

👦「マッシュルだ!」👧「マッシュル!」👧「学校でとてもはやってるんですよ!」👦(踊り出す)

みたいな感じで気がついてくれて、本当に流行ってた!!!

 

今回は生活の授業という名目だったんですが、中身は「カナタさんとの交流会」と銘打ったお楽しみ会!

前回はカナタの自己紹介がメインでしたが、今回は、クラスの半分くらいの子がクイズやけん玉、ジェスチャークイズ、手品、お笑いなど一芸を見せてくれ、交流先のクラスの皆のことを知ることができる授業でしたチュー

カナタも回答者として参加させてもらったり、最前列センターで楽しませてもらったり。

最後はお土産に折り紙作品をいろいろもらって、「またねー!」でお別れデレデレ

 

 

 

当初は私がひよひよだった副籍交流でしたが、カナタにとって楽しいものとして経験できて良かった照れ

先生やクラスのメンバーが変わるとどうなるかわかりませんが、

今年度に関しては一歩踏み出して交流できて、楽しい時間を一緒に過ごすことができて、とても良かったですおねがい