エイト「それは、どういう好き?」
美波「・・・・・・」
「・・・教育実習生と中学生だからな
めちゃくちゃ嬉しいけど、まだ早いよ」
「まだ早い?」
「お互い中途半端ではなく、一人前になってからだな」
「分かった」
「じゃあな」
マナ(まだ早い・・・か)
~そして~
ケンイチ「明日で終わりか」
ケイ「案外、早かったね」
ヒナ「何だか寂しいわね」
ユミ「そうね」
エイト「まあ、拙いところばかりだったと思うけど、最後はきちんと締めて終わりますか♪」
ケンイチ「さすが、最年長(笑)」
ケイ(コイツ、よくあんなにエイトさんの周りがガラの悪そうな人ばかりだったのに、イジれるよな)
〈次の日〉
桜井先生「じゃあ、最後にエイト先生から言葉を貰いますか
国語の先生だから、きっと良いこと言うハズ(笑)」
エイト「プレッシャーが半端ない(笑)
皆さん、3週間ありがとうございました
もの凄い楽しい3週間を送れました」
リョウ「(泣)」
「皆さんに覚えて欲しいことがあります
それは皆さんも知っての通り、先生は他の教育実習生よりも遠回りをして教育実習に来ました。
けど、無駄だとは一つも思いません
社会経験があった分、他の教育実習生とは違った視点が出来たり、溜めていた学校の先生になりたいと思う気持ちが様々なことに打ち勝って何とかやって来られたと思います」
マナ「(涙)」
「だから、皆さんも今目の前にあることを一生懸命に行って下さい
無駄なモノなど、一つもありません
今は無駄だと思えても、いつか自分の糧になります
最後に、授業を受けてくれたこと、部活を一緒にしたこと、一緒に掃除をしたこと、昼食を一緒に食べたこと、バカな話をしたこと、なぜか国語じゃない科目の問題を一緒に取り組んだこと、ジャニーズの歌をハモったこと、全て楽しかったです
ホントにありがとうございました!」
パチパチパチパチ!!!
ー ー ー ー ー ー ー ー
菅井「はい、教育実習日誌」
「ありがとうございます
3週間、本当にお世話になりました」
「最後のホームルーム、みんな泣いた?」
「いや、みんなはさすがに・・・」
「まだまだね~
しかし、よく3週間も私のしごきに耐えました(笑)
今だから言うけど、ポテンシャル高くてお説教がしづらかったよ
特に、あれはベストアンサーでした」
「あれとは?・・・美波ですか?」
「そう、あのくらいの年代にありがちの病よ
上手く返したわね」
「いえいえ、そんなことは
ちょっとビックリしたけれど」
「教育は、1秒1秒進化していきます
日々勉強していかないと、時代の流れに置いていかれるわよ」
「はい」
「でもあなたなら、きっと乗り越えられるでしょう
しかも、楽しんで(笑)
教師になること、祈念致します
残りの教育課程も頑張ってね」
「はい!ありがとうございました!!」
ガラガラ
マナ「先生♪」
エイト「どうした?お前は最後まで、ヘラヘラしやがって」
「ちゃんと、母校に戻って来てね
待っているから」
「そうなるよう、死ぬ気で頑張るよ」
美波「そうそう、そういうドラマあったじゃん?」
「おっ、美波
何だっけ?そのドラマ」
「『ヤンキー母校に帰る』とかいうやつ」
「むむっ(笑)
やっぱり、母校は止めようかな」
マナ「そんなこと言って~」
美波「ちゃんと、帰って来なさいよ」
マナ「ちゃんと、お帰りって言ってあげるから♪」
エイト「それまで、ちゃんと勉強しとけよな」
「「は~い」」
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
あれから、数年
結局、教師にはならなかったけれど
この濃い3週間は、きっと忘れないだろう
今は100年生きる人も増えているらしいが
そう考えると、3週間なんて一瞬だ
それでも、成長の音が聞こえた気がするこの3週間を
私は、人生で1番長い時間だったと胸を張って言える
そう、かけがえのない時間・・・・・・
【CONGRATULATION】
