コウイチ(考えるんだ・・・今の俺の最大限を)
彼が本作の主人公
《真っ直ぐ》という言葉を、もし私が辞書に載せるとしたら
間違いなく、彼と書くだろう
そんな彼の真っ直ぐな恋愛のお話
〈数ヶ月前〉
コウイチ「えっ、リコ、今のお仕事辞めちゃうの?」
リコ「だって、最近はテレビのお仕事も、特にないし
ここら辺が潮時じゃない?」
「でも、アルバイトしながらでも今までやってきたし
まだ、本当は続けたいんだろ?」
「このまま、フリーターみたいな生活を続けるわけにはいかないわよ」
先程から、話しているこのカップル
男の名は、コウイチ
高校時代は、陸でサッカーに明け暮れていた割に
幼い頃より、海が大好きで
大学時は、海洋資源について学び
卒業後は、某大手企業に就職
ところが、海に関する事業部ではなく
四苦八苦していた。
このコウイチに対し、優しい言葉で話している女性
名は、リコ
地方タレントをしながら、冠婚葬祭場でアルバイトをしている。
「でも、リコの夢が・・・」
「もう充分、挑戦はしたわ
ちょうど来年度から、冠婚葬祭場の正社員の話があるの
正式に受けようかなと思っている」
〈数日後〉
「というわけなんですよ」
ケン「で、俺らにリコさんの夢を追いかけさせる方法を、考えて欲しいと」
今井「女は、現実的だからな
男みたいに、いつまでもバカやっていないわな」
「先輩方、お願いしますよ
もう俺、彼女の夢が潰えるって考えると、いても立ってもいられなくて
エイトさんも黙っていないで、アドバイスお願いしますよ!」
エイト「簡単だよ」
「えっ?」
「お前がリコさんの夢まで、背負ってあげれば良い
二人で乗り越えれば良いんじゃないか?」
ケン「まあ、確かに」
今井「結婚しちまえよ!」
「いや、俺はまだ・・・」
エイト「一人じゃ、どうにもならないから、夢を手放すんだろ
側で支えてあげたら、喜ぶぞ」
今井「意外と結婚したらしたで、大変かもしれないけど、案外何とかなるぞ!」
ケン「堅苦しく考えることはない
お前は、エイト軍団だろ?take it easyで行けよ」
エイト「何か、何も考えてないみたいに聞こえるけどな」
今井「授かり婚した奴が、よく言うよ」
ケン「・・・」←失言&痛いトコ突かれた
「ちょっと、もう一回よく考えてみます」
エイト「ところでコウイチ、仕事大丈夫か?」
「えっ、・・・と言うのは?」
「全然、お前から仕事の話を聞いたことないし、楽しいのかなと思って」
「・・・・・・一つも、楽しくないです」
「じゃあ、まず自分からだな
まあ、ゆっくり悩め
またいつでも、飲みに集まるから
今度は、タケシとかキムとかとも飲みたいな~♪」
コウイチ(結婚・・・でも、俺もリコも今が変わる時なのかな)
続く
