ガラガラ





竹田「ぬっ?」





シュガー「おかえり~♪」





エイト「・・・」



アユミ「・・・」



松田「・・・」



柿沼「・・・」





「どうだった?」





竹田「どうだったって・・・」





「悪い高校生は、成敗出来たか?」





エイト「事を収めて来たよ」





「まずは、よくやった」





竹田「という訳で、お疲れ様でした!」





「ちょっと待て」





「ははっ、だよな・・・」





「お前ら、何したかわかってんのか?
お前らだけの問題じゃないぞ、今回の事で関係ない生徒の進路が閉ざされたり、部活動にも影響が出る事だってある」





エイト(・・・)



アユミ(・・・)



松田(・・・)



柿沼(・・・)



竹田(ばれなきゃ、大丈夫だと思うんだがな)





「並べ、制裁だ」





バシッ
バシッ
バシッ
バシッ
バシッ





「最後の最後まで、心配かけやがって」





ガシッ





エイト(金八の観過ぎだろ)



アユミ(途中まで、よかったのに)



松田(・・・)



柿沼(何だか知らんが、助かった)



竹田(抱き寄せている手が、俺に差し掛かってない・・・)





ー ー ー ー ー ー ー ー





~数日後~



校長「彼らは、一体何をしたのかね?」





シュガー「さあ、わかりませんが・・・危ない事はしてません」





「なぜ、そう言える?」





「あいつらが、もう暴力で解決する生徒じゃなくなったからです」





「根拠がない事を言われてもね・・・」





他の先生「あのぉ、校長先生~」





「何だね?」





「警察からお電話です」





「警察!?」





ー ー ー ー ー ー ー ー





竹田「ヤクザにやられた?」





シュガー「って、警察で話したらしい」





アユミ「助けたつもりかよ」





松田「・・・」





「カッカッカ、まあヤクザよりタチが悪いがな」





ガラガラ





エイト「何をバカ笑いしていやがる」





「んにゃ、別に」





シュガー「エイト、どうだった?」





「合格しました」





竹田「やったな」



アユミ「さすがだな」



松田「・・・おめでとう」





「・・・何だか、1人いないだけで大分違うな」





「良い奴だったのにな」





「もうちょい仲間扱いしてやりゃ、良かったな」





「・・・」





シュガー「おいおい、ナカジは死んでないだろ」





エイト「つーか、怪我が治ったと同時にインフルエンザって」





竹田「来週には来るんだろ?」





「あぁ、すぐに卒業式だがな」





ー ー ー ー ー ー ー ー





【卒業式】





シュガー「みんな、卒業おめでとう」





エイト「紋付き袴とはな」



キョーコ「何か、七五三みたいだよね(笑)」





「今から、卒業文集を渡す
呼ばれたら、取りに来るように」





竹田「謝恩会って、飯出る?」





カナエ「軽食が出るよ」





「ナカジ!」




ナカジ「はい!(泣)」←今時珍しい感涙





「君は、このクラスの良きムードメーカーでした
君の尊敬するクラスメートは、君がいるといないとでは大分違うと言ったが、本当にそうです
高校に行っても、ムードメーカーぶりを発揮して下さい」





「押忍!」





「松田」





「はい」





柿沼「何の順番?」



古賀「さあ?」





「君は、月だ!静かな中に輝きがある
月とは、不思議な力を持っている
そんな人に、あなたもなって下さい」





「・・・はい(結局の所、何だ?)」





アユミ(あ~あ、ヤニが切れた・・・)





「アユミ」





「おっ、はい!」





「君は唯我独尊していて、そんな君を見てテニス部は動かされていた
しかし、テニスというスポーツのように、たまには言葉の打ち合いをするのは、どうだろうか?
高校では、その点に着目してみたまえ」





「わかりました」





「竹田」





「おぅ!」





「君は、本当に破天荒な生徒だった
しかし、それもまた個性だろう
そのまんまでいなさい」





「おうよ!」





次々と、送られる言葉





おそらく、前の晩に必死に考えたと思われる





つたないながらも、誠意に満ち溢れたものだった





「エイト」





「はい」





「正義感という言葉は、君にぴったしだ
弱きを助け、悪に立ち向かう
これは、誰にでも出来る事ではない
その信念を誇りに思い、明日からをまた生きていって下さい」





「一年間、ありがとうございました」





「よっしゃあ、謝恩会に行くか!」





エイト「お前ら、囲め」





ガバッ





「なっ、何だ!?」





竹田「サプライズってやつだ」





エイト「せーの!」





━━━━━暮れなずむ町の~、光と影の中~━━━━━





アユミ(始めは、どうなる事かと思ったが)





カナエ(何だかんだで、シュガーのクラスの色が出た)





キョーコ(ひたむきさが、伝わったのよね)





エイト(間違いなく、恩師だ)
















第一章完



第二章に続く