ブログネタ:お母さんの「手の温もり」を思い出すエピソード教えて 参加中うちの母は、書道が特技であった
昔は、父の年賀状の宛名書きを、年の瀬になるとせっせと書いている母の姿があった
私はというと、毛筆はもちろんのこと、硬筆ですら乱雑で、気立ての良い人にも「くせ字ですね」と、気を遣っているのか、遠回しに皮肉を言っているのかわからない事を言われる
また、かなりの料理上手で
毎夜の食卓には、数多くの皿が並んだものだった
私は、ずっとその魔法の手に育てられていた
2008年3月
母は、病の淵に伏した
病院でベッドの側に付いていた私は
細くなった腕と魔法の手を見て、愕然とした
その時、かつて手を引かれて通った幼稚園バスまでの停留所の道のりを思い出した
母の手は、あたたかかった
ベッドに寝ている母の手を握りしめると
表面は冷えていて、奥底からわずかなあたたかさを放っていた
魔法の手は、MPの足りない魔法使いになってしまっていた
やがて、HPも尽きてしまった母であったが
掌のあたたかさ
繰り出される魔法の数々
今でも、心の引き出しの奥に収納されている
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