カン!カン!カッ・・・カランコロン





エイト(ケンタ・・・)





チラッ





(アッコも、ピック落としているし)





「すいません、皆さん」





ツカ、ツカ、ツカ





ケンタ「えっ?」





ヒョイ





「この通り!手があんパンみたいなもんで、上手く掴み損ねました」





ドッ!ギャハハハ





「ケンタ、大丈夫だって
お前が、失敗しても唄い続けてやる」





「ゴメン」





ツカ、ツカ、





「お前も、紅一点のアイドルなんだから、頼むぜ」





「ごめんね、しっかりやる」





「それでは、気を取り直して1曲目に行きます!
『In motion』!!」





ー ー ー ー ー ー ー ー





ヒカル(やるじゃない)





佐伯(いっぱしに、形になっている)





ヨシキ(本当に、あいつらを会わせて良かった)





「さあ、ラストの曲になりました
これまで、ご静聴ありがとうございました
最後まで、お付き合いお願いします
ラストの曲は・・・」





(エイト、お前のChoiceは良かった)



(どの楽器も映える曲よね)



(エイト君、君に出会えて良かった)





「WANDSで『世界が終わるまでは』」





ー ー ー ー ー ー ー ー





「WANDSか」





「『スラムダンク』ってアニメ、知っているか?
エンディングテーマになっていたんだが」





「観てたわよ」





「僕も」





「俺も観てた」





「この曲難しいけど、やり甲斐があると思う
スラムダンクも、素人がバスケに挑戦する話だし」





ー ー ー ー ー ー ー ー





(ただ、素人はてめぇだろ)



(1番努力したのは、Vocal Beginnerのエイト君だろうけど)



(桜木=自分に重ね合わせたのかな?)





ワー、ワー、ワー、





歓声高々なLIVE会場





その片隅で・・・





アリス(このバンド、スピリッツが凄いね)





ー ー ー ー ー ー ー ー





アッコ「お疲れ~!!」





コウ「打ち上げはいいけどよ」





ケンタ「何で、カラオケなの?」





「だって、あたしは唄ってないもん
唄うぞ~!!」





「何か、腹減ったな
・・・おっ、ピザ食わねぇか?」





「僕、チーズ嫌いなんだ」





「デブは皆、ピザ好きなもんだと思っていたぜ」





「無難に、ポテトにしようよ」





「腹に溜まんねぇよ」





「あら、パフェがあるじゃない」





「あ~あ、本当にまとまんねぇ奴らだな
とりあえず、飲み物だけ頼むぞ」





「あたし、アイスティー」





「僕、オレンジジュース」





「エイトは?・・・って、おい」





「zZZ」





「えぇ~、寝てんの??」





「寝かしといてあげようよ
僕らの頼りがいのあるリーダー」





「コイツが、1番の殊勲者かもな」





「あたし達、個性派連中をまとめあげたマエストロだからね
寝かしときますか♪」





「一応、飲み物だけは頼んどいてやるか」





「あんた、わかんの?」





「予想着くだろ」





「「「アイスコーヒー」」」





「すいません、注文良いですか?
アイスティー、オレンジジュース、アイスコーヒー、ジンジャーエール
あと、フライドポテト、ミックスピザ、デコレーションパフェ
お願いします」





「結構、頼んだね」





「あたし、お金ないかもよ」





「・・・俺が多めに出すよ」





「初めてあんたの男らしいとこ、見たかも」





「よっ、太っ腹」





「そりゃ、てめぇだろ」





━━━━━ハッハッハ━━━━━





かくして、ルーキーの年は幕を閉じた















続く