どうやら、すね当てヤローは俺のコトを気に入ったらしい



四六時中、くっついていやがる



女の子に気に入られるならまだしも



180センチ後半台の男に、気に入られるとは



「おい!お前の名前は?」



「・・・タケシっす」



相変わらず、寡黙なヤローだぁ



コイツと今井のヤローが、くっついていやがるせいで



オレらは、エイト軍団と呼ばれてしまっている



響きの悪い名称である



「エイト~」



「何すかぁ?光井さん」



「アキコ先輩とリエ先輩、卒業しただろ」



アキコ先輩とリエ先輩とは、去年までマネージャーをしていた人である



二人ともあんま話さなかったけど、何かと気にはかけてくれていた優し~いお姉さんみたいな人だった



「んで、新しいマネージャーを募集しようと思う
面接に立ち会ってくれ」



「わかりました」



<数日後>



「あのぉ~」



「ん?何?」



「私・・・」



ドン!



「こんちは!
私、今度からマネージャーになったマリです
よろしくお願いします!!」



「元気いいなぁ」



「はい!
それだけが、取り柄なんで(笑)」



「ヨロシク」



「よろしくお願いします!
では、他の先輩にも挨拶するんで
失礼します」



タタッ



元気いい奴だなぁ



「んで、君は?」



「あっ、マネージャーになったエリです
よろしくお願いします」



「ヨロシク
何で、マネージャーになったの?」



「ぁたし、サッカー好きなんです」



「そうかぁ
じゃあ、オレと一緒だなぁ」



「えっ、あっ、はい・・・
では、他の先輩トコ行くんで・・・
失礼します」



おとなしい子だなぁ



続くのかなぁ?



とか言いつつ



選んだのオレだけど



ん?



「・・・・・・」



「・・・タケシ、いつからいた?」



「マネージャーと入れ替えくらいにっす」



ー ー ー ー ー ー ー ー



「練習試合のレギュラーを発表する」



結果(今まで出て来た人だけカッコ内は背番号)

キーパー 光井さん(1)
DF
センターバック ヨウヘイ(4)
MF
ボランチ ケン(7)タケシ(5)
トップ下 エイト(10)
FW
右 今井(11)
左 ミヤッチ先輩(9)
(ポジションの解説出来なくてm(__)m)



まあ、ほぼ予想通り



タケシだけ以外だったが



オレの新たな仕事は、司令塔を命じられたくらいだ



<練習試合>
2━0
(2アシスト)



チッ!あと1点くらいは決めたかったなぁ



あぁ~、くやしい



「せっ、先輩!」



「どうした?エリ」



「あのぉ、コレ・・・」



差し出したのは、アクエリアス



いつもなら、十六茶を水筒に入れて持って来ているのだが



この日は、玄関に置いて来てしまった



「アクエリ、嫌いですかぁ?」



「そんなコトないよぉ
ありがとう」



気の利く子だなぁ



「早く着替えないと、バス来ますよぉ」



「おぅ」



~そしてまた合宿の季節が~



今年の部屋割は



エイト
ヨウヘイ
ケン
ジン(タメの奴、一応レギュラー)



当然、今井はケンに部屋替えを要求してた



しかし・・・



パチコ~ン!!!



「修学旅行じゃねぇんだよ!!
大体、お前はエイトといつもいすぎなんだよ
他のレギュラーとも親睦を深めろ」



アイツは、問題児なんで



当然、光井さんと同じ部屋(笑)



タケシはと言うと



「ボーっとすんなよ
ちゃんと、ここに人に挨拶しろって、さっき言ったろ~」



「すぃません」



「ちょっとエイト、こいつはどうかと扱えばいいんだ??」



ミヤッチ先輩が、扱いに困っていた(大爆笑)



「・・・ちょっと待って下さいねぇ♪」



これは、いかんと思ったオレは



「テメー、タケシこのヤロー!!
挨拶は基本だろうが!
1年なんだから、挨拶ぐらいしろっ!!
先輩、困らせてんじゃねぇ!!!」



「ごめんなさい」



ガラにもなく、怒鳴った



やれやれ、先が思いやられる


















また明日に続きますm(._.)m