ダイワスカーレット
GI・JpnI計3勝を含む〔7・4・0・0〕と、ここまで連対率100%を誇るスーパー牝馬。前走の天皇賞(秋)はハナ差の2着に敗れたものの、勝ったウオッカと同タイムの1分57秒2で走り切った。17日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは、7ハロン94秒9-6ハロン79秒3の好タイムをマーク。どこかイライラしていた長期休養明けの前走より、精神面でのゆとりが感じられ、馬体の張りもひときわ目を引く。昨年の有馬記念は、秋緒戦のローズSから数えて4戦目。4コーナーで早めに先頭に立ったものの、直線は内から伸びたマツリダゴッホに突き放されて2着に敗れた。今年は秋2戦目で、状態もフレッシュ。昨年のリベンジが期待できそうだ。


マツリダゴッホ
4着に敗れたものの、前走のジャパンカップはいち早く勝負に打って出る積極策。最後の最後で末が甘くなったものの、勝ったスクリーンヒーローから0秒2差に踏ん張った。1週前追い切りは、美浦南Dコースで17日に行われ、6ハロン81秒6-ラスト1ハロン12秒6を馬なりでマークするなど、軽快な動きを披露。左回り〔0・0・0・4〕に対して、右回りは〔9・2・1・5〕。特に、12月・1月の中山コースでは〔3・1・0・0〕と、寒い時季にピークを迎えるタイプ。馬体の張りやパワフルさも前走以上で、グランプリ連覇に向けて、視界良好だ。


スクリーンヒーロー
前走のジャパンカップは、前半1000mが61秒8のスローペース。先行馬に有利な流れとはいえ、ラスト4ハロンのレースラップは、11秒9―11秒2―11秒3―11秒9と、11秒台のラップが4連続。GI初挑戦の身で、“瞬発力”と同時に“底力”の求められる流れを勝ち切ったのは、価値が高いと言える。もともと潜在的な能力の高さは認められていたが、前々走、アルゼンチン共和国杯1着時の53キロから4キロ増となる57キロの斤量を背負い、ジャパンカップの大舞台で国内外の強豪馬をねじ伏せた力は本物と言って良いだろう。堂々のGI馬として、最終決戦のグランプリに挑む。


メイショウサムソン
前走のジャパンカップは、凱旋門賞(10着)からの遠征明けで6着に敗退。東京競馬場→栗東トレーニング・センターと滞在地の変更を余儀なくされ、万全の仕上がりではなかったのかもしれない。パワー型の同馬にとって、上がりの速い瞬発力勝負の競馬も、合っていなかったのだろう。この中間は、いつも通りの調整ができて、動きにも切れとダイナミックさが戻ってきた。今の中山コースは、やや時計のかかる芝コンディションで、底力勝負に持ち込みたい同馬にとっては、アドバンテージの1つになるかもしれない。過去5着、8着と苦杯を喫してきた有馬記念で、3度目の正直を果たしたいところだ。


カワカミプリンセス
デビュー以来破竹の5連勝で、オークス・秋華賞の二冠に輝いた素質馬。秋華賞でマークした1分58秒2は、レースレコードに0秒1差の好タイムだった。その後骨折などのアクシデントが重なり、2年以上勝ち星から遠ざかっているが、今季は前々走の府中牝馬S2着、前走のエリザベス女王杯2着と、1戦ごとに勝負勘を取り戻しつつある。17日に栗東DWコースで行われた1週前追い切りでは、6ハロン81秒2-ラスト1ハロン12秒4をマーク。キビキビとした動きで、好調をキープしている。ここ2戦続けて騎乗している、横山典弘騎手の手綱捌きに注目だ。


本年のフィナーレを飾る、グランプリ有馬記念。ファン投票第1位のウオッカや、本年のダービー馬ディープスカイ、菊花賞馬オウケンブルースリなどの回避は残念だが、GIホース8頭をはじめとする14頭の精鋭がエントリー。年度代表馬の行方を占う意味でも、重要な一戦となるこの大一番を制するのは、いったいどの馬か?2008年の総決算にふさわしい熱き戦いが見られることだろう。

歴史的なレコード決着となった前走の天皇賞(秋)で、惜しくも2着に敗れたものの、勝ったウオッカとハナ差の大接戦を演じたダイワスカーレット(牝4・松田国英)。トウメイ以来37年ぶりの、牝馬による有馬記念制覇に向けて、出走態勢は万全だ。



マツリダゴッホ(牡5・国枝栄)は、前走のジャパンカップで0秒2差の4着に敗れたものの、一旦は先頭に立とうかという、積極的なレース運びで、見せ場たっぷりの内容だった。中山・芝コースで〔7・1・1・1〕の成績を誇る、現役屈指のコース巧者。昨年の有馬記念では、2着のダイワスカーレットに0秒2差をつけて優勝を果たしている。絶好調で、グランプリ連覇を狙う。


勢いではスクリーンヒーロー(牡4・鹿戸雄一)も負けてはいない。前走のジャパンカップは、アルゼンチン共和国杯で初めて重賞を勝ったばかりということもあってか、9番人気という低評価だったが、並み居る実績馬を相手に真っ向勝負で、ライバルを差し切ったレース内容は高く評価できるだろう。前走に続いて、M.デムーロ騎手を鞍上に迎え、GI連勝を目指す。


今年は勝ち星から遠ざかっているメイショウサムソン(牡5・高橋成忠)だが、春には天皇賞(春)、宝塚記念で2戦連続してアタマ差2着と、高いレベルで接戦を演じていた。前走のジャパンカップ(6着)は、凱旋門賞(10着)遠征明けで、馬の体調と相談しながらの、ゆったりとした仕上げだった。この有馬記念で、GI4勝の底力を発揮して、有終の美を飾りたいところだ。


カワカミプリンセス(牝5・西浦勝一)は、2006年に無敗でオークス・秋華賞を制した実力馬。ウオッカとダイワスカーレットの活躍の影に隠れてしまった感はあるものの、前走のエリザベス女王杯で2着に入り、復活への道を着々と歩んでいる。


前走のステイヤーズSで、重賞初制覇を達成したエアジパング(せん5・藤原英昭)は、その勢いを駆ってグランプリに挑戦。全6勝中4勝を芝2400m以上の距離で挙げているだけに、スタミナ勝負に持ち込むことができれば、上位進出のチャンスはあるだろう。


今年の菊花賞2着馬のフローテーション(牡3・橋口弘次郎)は、前走のステイヤーズSで1周目3コーナーから先頭に立って粘り込みを図ったが、惜しくもクビ差交わされて2着。今秋GI2勝と大活躍の、C.ルメール騎手の手綱捌きに期待したいところだ。


前走の天皇賞(秋)で勝ったウオッカから0秒1差の5着に入ったエアシェイディ(牡7・伊藤正徳)。前走後は、有馬記念一本に目標を定めて調整されており、今年1月に重賞初制覇を飾ったアメリカジョッキークラブCの再現を狙う。


昨年の菊花賞馬アサクサキングス(牡4・大久保龍志)は、天皇賞(秋)、ジャパンカップでともに8着と、今季は2戦ともに直線で伸びを欠く競馬が続いている。叩き3戦目で、ステイヤーの底力を発揮できれば、巻き返しも可能だろう。


昨年の菊花賞2着馬のアルナスライン(牡4・松元茂樹)は、前走のアルゼンチン共和国杯で、のちのジャパンカップ勝ち馬スクリーンヒーローに0秒2差の3着と、差のない競馬をしている。有馬記念3連覇の実績を持つO.ペリエ騎手が、この馬の新味を引き出してくれるかもしれない。


ーーーーーーー

外枠不利・・と、言われるが・・・・・。

たった13頭の競馬となる有馬記念。

外枠軽視すれば、痛い目に合うかも知れません。

18頭立てであれば、それも考えられますが・・・・・・・。


私的に、面白い馬が居る(笑)

人気が無いだろうから余計に「面白い」(笑)

前評判もあまり良くない・・・・・だから、いいのだ(笑)

今年の「締めくくり」として、穴党の私には打って付けかも知れない。

この馬で「玉砕」するのも穴党として本望だ。

人気上位の4頭は、確かに「強い」、強い馬が勝つとは限らないのが競馬である。

何度も申し上げているが、競馬は「展開」でほぼ決まる。

落馬・接触・進路妨害等々のアクシデント・・・・・。

今年の有馬記念は、超が付くほどのハイペースと読んでいる。

2500mを100m競走のようなペースで走れ切れるわけが無い(笑)

そこには各陣営の「思惑」と緻密な「戦略」が垣間見える。

ダービーと有馬記念が「連動」しているかどうかは分からないが・・・・。

ダービーが荒れた年の有馬記念は「荒れる」(笑)

因みに、今年のダービーの3連単は20万馬券であった。

去年のダービーは215万馬券で有馬記念は80万馬券となった。