過去10年の出走馬について、前走の条件別成績を調べたのが〔表1〕。勝利数では、前走重賞組がトップの5勝を挙げているものの、率の上で見ると、前走500万下・オープン特別・重賞の各組は、勝率・連対率・3着内率であまり大きな差はなかった。しかし、18頭出走した前走未勝利組は、すべて4着以下に敗れていた。


前走新馬組15頭は、すべて前走で勝利していたが、そのレースで2着馬につけたタイム差を調査したところ、後続に大きな差をつけていた馬の方が好成績だった。前走新馬組で、かつ2着馬に0秒3以上の差をつけていた馬は〔0・2・1・4〕で、3着内率42.9%。0秒2以内の接戦だった馬〔0・1・0・7〕(3着内率12.5%)を大きくリードしている。キャリアの浅い馬でも、デビュー戦の勝ちっぷりの良い馬に注目してみよう。


前走が500万下、オープン特別、重賞だった馬について、そのレースでの着順別成績を調査したところ、そのレースで3着以内だった馬は〔8・5・8・66〕(勝率9.2%、連対率14.9%)と、前走4着以下だった馬〔2・2・1・43〕(勝率4.2%、連対率8.3%)を大きく上回る数字を残していた。


また、前走が500万下、オープン特別、重賞で4着以下だった馬のうち、このレースで3着以内に巻き返した馬は5頭いるが、そのうちの4頭がファンタジーS組だった。前走ファンタジーS以外で4着以下に敗れていた馬のうち、このレースで3着以内に入ったのは、2004年の勝ち馬ショウナンパントル(前走デイリー杯2歳S5着)だけである。


また、前走がJRAの500万下、オープン特別、重賞で3着以内だった馬について、前走レース別成績を見ると、前走ファンタジーS3着以内馬で優勝したのは、2002年のピースオブワールド1頭のみと、思いのほか苦戦していた。また、連対率や3着内率でも、前走500万下組の馬がファンタジーS組を上回っている。前走ファンタジーS4着以下の馬の巻き返しも多いだけに、前走内容を過信せず、阪神ジュベナイルフィリーズへの適性などを冷静に判断したいところだ。一方、前走でファンタジーS以外の重賞に出走し、なおかつ3着以内に入っていた馬は、連対率・3着内率で頭一つ抜け出している。


前走からのレース間隔別成績を調査したところ、中9週以上でこのレースに臨んだ馬が、連対率22.7%、3着内率31.8%と優秀な成績を収めており、3着内率で見ると、“前走との間隔が長い馬ほど好成績”という傾向だった。中1週以内で3着以内に好走したのは、1998年1着のスティンガー(連闘)だけ。デビュー間もない時期の牝馬だけに、余裕を持った臨戦過程が、好結果に繋がるようだ。


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2008年8月10日
第40回 函館2歳S(JpnIII)

優勝:フィフスペトル
2着:ナムラミーティア
3着:アイアンデューク


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2008年9月7日
第28回 小倉2歳S(JpnIII)

優勝:デグラーティア
2着:コウエイハート
3着:ツルマルジャパン

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2008年11月9日
第13回 ファンタジーS(JpnIII)

優勝:イナズマアマリリス
2着:ワンカラット
3着:アディアフォーン

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