過去10年の出走馬の前走の着順別成績を見てみると、前走で3着以内に入っていた馬の成績は〔10・8・8・46〕で、3着以内馬30頭のうち26頭を占めていた。逆に前走が4着以下だった馬の成績は〔0・2・2・62〕で、連対率3.0%、3着内率6.1%と苦戦を強いられている。ちなみに、前走4着以下から巻き返した4頭は、いずれも前々走で連対を果たしていた。


“3歳秋以降に、芝2000m以上のGIで連対経験のあった馬”の成績は〔8・5・6・37〕。3着以内馬の6割以上を占めており、連対率23.2%、3着内率33.9%と好走率も高い。また、昨年は、1~3着馬がすべてこの条件に該当していた。なお、この条件を満たして、かつ前走で3着以内だった馬は、〔8・5・5・20〕(連対率34.2%、3着内率47.4%)の成績。

十分な実績に加えて、近走内容も充実している馬が力を発揮するレースと言えるだろう。

宝塚記念の開催が2週間早まった2000年以降について、前走のレース別成績を調査したところ、前走で天皇賞(春)を走っていた馬が、連対率36.0%、3着内率40.0%をマークするなど、かなりの好成績を収めていた。一方で、ステップレースの1つである目黒記念からの臨戦馬は、延べ22頭が出走してすべて3着以下に敗れていた。なお3歳馬について見てみると、2002年に春のクラシック未出走のローエングリン(前走駒草賞1着)が3着に入っているものの、日本ダービーからの臨戦馬は、2007年のウオッカ(1番人気8着)を筆頭に、上位人気に推されながら敗れるケースが目立つ。春のクラシックの激戦の後に行われるビッグレースだけに、3歳馬は苦戦を強いられているようだ。


既に宝塚記念に出走経験があった馬の成績は、過去10年で〔2・2・3・30〕。率の上では、すべてのカテゴリーで、宝塚記念初出走馬の数字を下回った。また、3年連続もしくは4年連続で宝塚記念に出走した馬は、延べ9頭が出走して、2005年のタップダンスシチー(1番人気7着)、2006年のリンカーン(2番人気9着)を含めて、すべて4着以下に敗れている。出走経験が豊富なベテランよりも、初めてこのレースに臨む馬たちに注目したいところだ。


阪神競馬場では第49回宝塚記念(GI)(6月29日 阪神 2,200m・芝 フルゲート18頭)が行われます。GI4勝と現役屈指の実績を誇るメイショウサムソン(牡5 父:オペラハウス 栗東・高橋成忠)、昨年の菊花賞馬アサクサキングス(牡4 父:ホワイトマズル 栗東・大久保龍志)、一昨年無敗でオークスと秋華賞を制したカワカミプリンセス(牝5 父:キングヘイロー 栗東・西浦勝一)、悲願のGI制覇を目指すドリームパスポート(牡5 父:フジキセキ 美浦・稲葉隆一)、昨年の菊花賞2着馬アルナスライン(牡4 父:アドマイヤベガ 栗東・松元茂樹)などがラインナップに名を連ねています。