職場に1匹の猫がいる。  名前は「姫」♀メスである。バットマンのような覆面をしたような白黒の模様だ。

もう、5~6年になるだろうか・・・・。


野良猫である。 職場にエサを探しに来てたんだな。 どうりで、外に出してた残飯がなくなるはずだ。

たまたま、その(=゚Д゚=)) ネコを見た。 そうだなぁ・・・50m位先だろうか、1歩近づくと・・・逃げた、一目散に逃げた。


そんな事が何度も続いたんだ。でも、自分は無理して近づこうとはしなかった。

あれ? 近いな? 30m位になった。 自分の姿を見てる。 また、近づこうとしたら・・・近づいた分、逃げる。

賢いネコだと思った。  「これ位の距離なら、大丈夫。身の危険は無い」と踏んだのだろう(笑)


エサをネコの所まで「投げた」・・・・ネコはビックリして逃げた。しばらくして見ると投げたエサが無い。

戻って来て食べたんだろうと思う。  時々だったのが、味を占めたのか、毎日、顔ってか・・・姿を見せるようになったんだ。 日を追うごとに、段々距離が近づいて来たように思う^^。(笑)


「おいで、ほら腹減ってないか?」「お前、オス?メス?」「どこから来たんだ?」・・・・。答えるわけが無い(笑)

外に出ると、また来てる。 「いいから、逃げないで来いよ」。「腹減ってるんだろ?」。

「何にもしないから・・・」 でも、逃げる体制でいる^^。 こういう時は、放っておく方がいい。

無理に近づくと、また逃げるからだ。  

無理に「大きな声」や「触ろうとか」「捕まえよう」なんてもってもほかだ。

警戒心が増幅して、来なくなる。


そんな事が2ヶ月だろうか、3ヶ月だろうか・・・・続いた。 放っておいた。

エサが食べれるように、「いつものところ」に置くようにした。

今は、袋に入れて「ゴミ」を出す。  ネコだって生きるのに必死だと思う。


人間だって、そうだ。 食べるのに困窮すると、盗みや強盗、殺人まで平気で起こす。

ネコはそんな事はしない。 ネコの共食いなんて聞いたこと無い。

生きるために・・・・「ゴミ」袋を荒らす位だ。

  

そのネコが自分を「信頼」?したのか・・・・1m~2m位まで来るようになったんだ。

「ニャーン」って・・・・食事を催促するんだよ。 わざと自分の足元にエサを置いたけど・・・来ない。

無理しないで、職場に戻った。その繰り返しだ。


ある日、ドアを開け外に出たら、チョコンってあのネコが座っている。  ん? 逃げないぞ?

どうせ、腹へって来たんだろうと思い。エサをあげたら・・・足元で食べたんだよ^^。


でも、まだ無理して触ろうとはしなかったんだ。 ネコから人間を見たら「怪物」だわ(笑)

人間が「像」や「キリン」を見上げるのと同じさ(笑)

だから、ネコもそうだけど、犬と接するときはしゃがむんだ。

いくぶんか、「威圧的な物体」には見えないと思うからなんだな^^。


夏に暑いからって、ドアを開けていたら・・・いつの間にかネコが座っていたんだ。

エサを外に出さないで、わざと室内に置いたんだ。1度入って食べれば・・・慣れると思ったからね^^。

余程、腹へってたのか最初は躊躇していたが、空腹には耐えられなかったのか・・・とうとう室内に入って食べたんだよ(笑)


飼い猫なら、人間への恐怖は皆無。だから寄って来るけど、野良猫はそうじゃない。 虐められ、追い払らわれ、デカイ声で物を投げつけられ・・・・。こんな事されたら警戒心と恐怖心はMAXだよ。

野良猫から見たら、とんでもなく怖い存在なんだろうね。


今では、当たり前のように室内に入り、寝ている。

野良猫だよ?・・・・ありえない話だ(笑)

どんな小動物でも同じなのは「信頼」だと思う。  信頼があるから、共生出来るんだと思う。


私が職場周辺を散歩に出かけると・・・・付いてくるんだ。 どこまでも付いて来る^^。

「ニャーン」「ニャーン」って・・・。私の顔を見ながら、小走りで付いて来る。

「散歩に行くんだから、付いて来るな」。  「ニャーン」(どこに行くの?) いいから、付いて来るな。

「ニャーン、ニャーン」・・・(私も行くよ)  「五月蝿いな、危ないから来るなって」 「ニャーン」(ヤダ、私も行く!)

「分かった、分かった、んじゃ、付いて来い」・・・・「ニャーン」(わーい♪)ってな感じだ(笑)

マジで会話になってるんだよ(笑) 


付いて来るのをOKしたからなのか・・・黙って付いて来るようになった(笑) まるで人間の言葉がわかるように・・・ね。

とにかく、どこまでも付いて来るんだよ^^。

振り返ると、ずっと後ろで遊んでる。 「お~~~~ぃ! 早く来い!」って言うと全速力で走ってくるんだ。


マジでコイツ・・・・人間の言葉、理解してる!って思ってしまう(笑)


さぁ!帰るぞ!って言うと「ニャーン」(OK♪)って・・・・ちゃんと返事するんだ。

私が走ると、足元にしっかり付いてきてネコも走る^^。

歩くとネコも歩く・・・・。  こんなネコ居るかぁ???(笑)


ある日、ネコがネズミを捕って来た。 親ネコが子猫に「エサを捕って来たから、出ておいで」「さぁ、食べなさい」。

こんなときの鳴き声は「のどから声を出してる、ゴロゴロと少し太い声だ」。


そのネズミを足元に置いて・・・・「ニャーン、ニャーン」って・・・・。

「はぁ? ま、まさか・・・俺に食えってか?」 「ニャーン」(そうだよ♪) こんな感じ。

ひぇ~~~!!  お、俺は食えない・・・・(泣

拒否する態度、仕草をすると・・・また今度は太い声で「ニャーン!」(折角、捕って来たのに何でだよ!)ってな感じで鳴くんだ^^。


「お、俺は今・・・・腹いっぱいだから、お前が食え」って言ったらさ、咥えて、どっか行った^^。

マジでコイツ・・・・人間の言葉理解してる!! って感じた^^。

2ヶ月位前は・・・「鳩」だった(泣


「お前、何てことを・・・」「俺は要らないから・・・」 「ニャーン」(何でだよ!)

見ると、鳩はまだ生きてる。それを取り上げて逃がした。「姫」は追いかけて、途中でこちらを振り返り鳴いてる。

「ニャーン、ニャーン」(何で!逃がしたんだ!コノヤロウ!!」とでも・・・・言ってるんだろうな(笑)


鳩が生きていたのには、理由がある。 「姫」の生命線でもある「牙」が無かったからだ。「牙」でもって「急所」を確実に仕留める。その「牙」が折れたのが1本・・・残りは「虫歯」のようになっていて、短くなっていたからだ。

鳩にとっては、「幸い」だった^^。 他の「歯」は短いから、鳩の身体に食い込む事がなかったんだね^^。

挟まれた。って感じでほとんど無傷だったのが良かったのカモシレナイ。


戻ってきた「姫」を抱いて、「あのな、鳩も必死で生きてるんだぞ! お前にはちゃんとエサやってるだろ!」

「もう、ネズミも鳩も要らないから捕ってくるな」とコンコンと話した^^。


「ニャーン」 (´ι _`  ) あっそ)ってな感じで一言鳴いた。で、すぐに寝てるし・・・(笑)


あれだけ警戒心の強かった野良猫が、今では当たり前のように「職場に出勤」してくる。って言うか、職場の横にダンボールで「家」を作り、隙間風で寒くないように大きなビニール袋で囲った。その中に要らなくなった座布団を入れた「豪邸」で寝泊りしてるんだ^^。


忙しい時は「手伝って」欲しい位だわ(笑) どちらが先に逝くかは分からないが・・・・最後まで看取る準備はある。

途中で追い払う事は無いなぁ^^。  「姫」にも、「死ぬ時は、俺の目の前で死ぬんだぞ」と言ってある。

約半年かけて、「信頼」を築いたんだもの。  野良猫だって、人間と仲良くなりたいんだよ^^。



相手を「理解しようとする気持ち」 「自分の考えを押し付けること無く、思いやる心」・・・・大事だと思う。

それが人間だけではなく・・・・小動物との「共生」にもなるのだから・・・・・・・・・。