室内でも起こる熱中症の危険性

「異常気象」で「猛暑・酷暑」が日本列島を襲っています

総務省消防庁によると、2018年6月~9月までの熱中症による救急搬送者数は約92,600人と、2010年以降で最も多くなりました。
真夏日や熱帯夜となる日数は、ここ数年で増えてきています。都市部では、コンクリートの建物などに熱がたまり、夜になっても気温がさがりにくい「ヒートアイランド現象」が起きやすく、昼間だけでなく夜も注意が必要です。

屋外だけでなく、室内にいても熱中症の危険があります

熱中症とは、高温多湿の環境で、体内の水分や電解質などのバランスがくずすことにより、体温をコントロールできずに気分が悪くなったり、めまい・頭痛・吐き気などの症状がでたりすることを言います。熱中症は屋外で起きると思いがちですが、実は乳幼児(0~5歳)、高齢者(65歳以上)の方が自宅(室内)で熱中症を起こしています。

室内の熱中症の対策をしてみましょう

夏場、室内に入ってくる熱の約7割は窓から入ってきます。カーテンやブラインドだけでは室内まで熱が入ってきて、そのままこもってしまうため、夏の日差し対策は、窓の外側でしっかり日差しをカットし、きちんと換気ができるよう風通しをよくすることが大切です。

あなたの住まいは大丈夫?セルフチェックをしてみましょう

エアコンが苦手でつけたがらない人や、暑くても電気代がもったいないとつい我慢してしまう人、放っておくと熱中症になってしまうかもしれません。お住まいがどんな状態か、まずは室温・湿度をはかってみることをおすすめします。