Syunです。
 

いつも読んでくださってありがとう。

続きです。

 

 

 

 

「違う! Sさんとじゃないと、俺、幸せになれない!!!

 

 

 

だから、俺も秋田に行く!!!」

 

 

 

Sさんが目を丸くした。

 

 

俺も、自分の口から飛び出た言葉にびっくりしてた。

 

 

「ヒロコさんが、俺のことキラキラ男子だって。だからそばにいたらSさんがつらくなるかも、って。

それホントにそう? 俺がそばにいると、つらい?」

 

 

Sさんはちょっと考えるように斜め上を見てから言った。

 

「こんなオバチャンにくっついて秋田までくるっていう無鉄砲な24歳男子は・・・・

 

キラキラっていうよりも、少し、変な人かも」

 

 

俺たちは吹っ切れたように笑った。

 

 

 

 

「仕事のほうは心配しないで。

 

いまの会社、特にデザイナーって在宅勤務してる人が多いでしょ。

俺はいままで出社してたけど、Sさんと会えるからっていうのが理由の大部分だったし」

 

 

 

 

「でも、出社してない人だって、近郊に住んでる人ばかりでしょ?」

 

 

「いや、そんなことないよ。Oさんっているでしょ。あの人、広島だよ。奥さんが育児ノイローゼで実家近くに引っ越したらしい」

 

 

「でも・・・・」

 

 

 

「確かに、俺ずっとこの辺しか知らないから心細さはある。出社できないことをあれこれ言ってくる人も、いるかもしれない。

 

 

まあそうなったら俺の実家は埼玉だし、秋田と行き来してうまいことやるよ。

 

 

それでもダメなら秋田でデザイン会社立ち上げるし!!」

 

 

 

Sさんが抱きついてきた。

 

 

 

「やっぱ無理、と思ったらいつでも言っていいんだからね」

 

 

「そうだね。もしかしたら1ヶ月で音を上げるかも」

 

 

Sさんが笑った。

 

 

なんて可愛いんだろ。

俺はこの笑顔をぜったいに守ってみせる。

 

 

 

 

本当のところ・・・

 

Sさんに言った以上にだいぶ不安だし

マジかよ?東京を離れたくない・・・と言ってるもう一人の自分もいるけれど。

 

 

東京よりも何よりも、まずは彼女のそばを離れちゃいけない気がするんだ。

 

 

 

 

さあ、これからやることいっぱいだぞ!!!

 

 

 

 

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カバーには俺の先輩が撮った写真を使ってます。

 

 

花の写真を撮るのが趣味なんだって。無料でダウンロードし放題。良かったら使ってあげてね。

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