7月23日(月)
オペ前日 入院日
腸内を空にしておきたいということで、
昼食から絶食を言い渡されていたので…
朝食は、昨夜の残りのキーマカレーをしっかり食べる
シャワーの予約が取れるかわからないから、
家でシャワーを浴びてからの出発
13時半、入院
荷物を片付けて、病衣に着替えると、
ナースが呼びにきて、プレイルームで入院説明
すると、麻酔医が探しにきて、その場で麻酔説明と質疑応答に切り替わり
再度ナースが入院説明を始めると、
今度は、主治医が探しにきて、「エコー診察したいんだけど、いい」 と、
婦人科外来まで移動して、内診エコー診察と問診
そして、またまた
「ホントに卵巣を取っちゃってもいいのか最後にもう一度確認させて」 と、
デメリットの解消手段も、アレコレ考えて教えてくれました~
何故か って、それは…
卵巣を取っちゃうと、女性ホルモン(エストロゲン)を分泌しなくなり…
更年期症状が急激に進む可能性があるからで、
イライラ ほてり 骨粗しょう症 コレステロール上昇 動脈硬化
などの症状で悩まされる…
普通ならば、飲み薬で女性ホルモンを補給するけれども、
乳がん罹患者は再発防止のため、エストロゲンを抑えなければいけないので、
この薬が処方できないとされている…
で、他で補給するには、納豆を食べるといいとされており、
例えば、
大豆イソフラボン エクオール
っていうサプリメントを飲むと、
日本人の20%は吸収できて、体内でエストロゲンと似た働きをするため、
更年期症状が和らぐとのこと
それでダメならば、骨を強くする薬や更年期障害に効く漢方薬で、
対応していきましょうと
最終決定まで、親身になって考えてくれました
病棟に戻って、再々度の入院説明の開始
ホントなら、15時~17時までの2時間で、
液体の下剤を2リットル、飲み終わる予定だったのが…
この時点でもう、16時半を過ぎていた~
脱水予防のために点滴を繋いで、
そこから2時間かけて、不味くてぬる~い下剤を頑張って飲み続け、
トイレに何度も通い、腸が空になるまで踏ん張る…
浣腸の予定も書いてあったが、昼食べずに下剤で出してるので免除 (ほっ)
P が治まった頃、今度は眠剤が出され、
消灯前にトイレに行くと、帰りは足もとフラフラ~、頭はクラクラ~
空きっ腹で薬もよく効き、横になると直ぐ眠りにつくのでした…
7月24日(火)
オペ当日
6時前に目が覚め、ぼーっとしていると、
ナースが検温と血圧測定にまわってくる
絶飲食中で朝食も出ないから、
みんなの朝食中に、シャワーを予約しといて正解
驚いたのは、勿論コインでも使えるんだけど、
テレビカードでも回せるようになってたこと
カード差し込んで、洗濯機 or 乾燥機のボタン押すと、
カード指数が100減って、スタート押すと起動する
すげ~ぇ 笑
手術着に着替え、オペ室への持ち物のチェック
バスタオルと、T字帯と、でかナプキン2枚と、眼鏡ケース
(ウソのように足が細く撮れたので、載せてみました
ホントはもっと立派な桜島大根ですよ~)
オペ開始は 14時半
14時過ぎに呼ばれて、徒歩でオペ室まで
いざ、出陣
ストレッチャーくらいの細ーい手術台の上で、
横向きのダンゴ虫みたいに丸くなり…
脊柱に痛み止めを注入するためのチューブを差し込む
麻酔があまり効いてなくて、「イタッ」 と声が出ると、
麻酔を追加して、チューブの続きを差し込む
仰向けになり、話しかけられながら
「点滴ルートから麻酔薬が入りますね~」
と聞いたと思ったら………
「ZUOさん、ZUOさーん わかりますかー」
肩をポンポンされ目が覚めたら、もう終わってた~
(いつもながら、はやっ)
「お口のチューブ、抜きま~す」
と、喉の挿管が抜かれ…
(うげ~ぇおえ~ぇ、目覚める前に抜いといてよーー)
何かガチャガチャ片付けしてる音が、ずっと聞こえていて
「お部屋に移動しま~す」
と、結構なスピードでベッドが動き出す…
(うっ、気持ち悪い~ もっとゆっくり動いてくれ~)
でもまだ喋れず、文句も言えない………
病室に着いて、まず酸素チューブを鼻につけられ、
喉がガラガラで痰が絡んでいたから、酸素の横に吸引瓶が設置され、
身体にはアチコチに管だらけ…
腰が痛いが、術後3時間は仰向けから体勢を変えるのは禁止なので、
ひたすら我慢ガマン…
そして3時間後、酸素チューブが取れて、横向きもOK
ガラガラ声だけど喋れそうなので、
横にいてくれた娘に訊いてみる
「術後説明は聞いた」
「うん、聞いてきたよ~」
「お腹は切ったって人工肛門が付いてるって言われた」
「切ってないってよ~肛門の話しは聞いてない
腹腔鏡で出来たって言ってたよ」
(ほっ)
ひとまず安心して、目を閉じた…
7月25日(水)
術後1日目
付き添いは昨夜の知らない間に帰っていた…
夜中に目が覚める度、自力で少しずつ身体を動かすが、
力が入らず…
微妙にしか動くことができない……
動物のナマケモノのようだわ~
右肩が痛むのが気になるが、背中にかってもらった枕をかい直して、
肩を乗せないようにすると、少し楽になった
(この痛みは、お腹を膨らませてオペをしやすくするため、
お腹に入れたガスのせいであり、
そのガスが体内にまわって肩を痛くする…
という、よく診られる症状らしい)
早朝のうちに、血圧計、心電図、酸素濃度測定器、
それとあの
血栓予防のブオブオスースーうるさい機械
が外される
不調ではないが、熱は37℃台が続く…
術後だからかな
午前の回診後、ナースとトイレまで歩行練習しようと、
ベッドに端座位で座るまでは良かったが、
立ち上がり1歩あるき出すと、急にクラクラクラ~っと目が回り
頭の中がぐるぐるして、吐き気MAX
胃は痙攣して吐きたいのに、絶飲食だったため吐くものが無い…
出るのは鼻水と涙と、大量の汗
こんな時にもホットフラッシュ発動~
止めどもない汗で、髪までビッチョビチョ…
そばにいたナース2人も驚いてた…
横になり、しばらく休むと落ち着く
昼食から、お粥さん開始 8割食べられる
(ってか、この私が食事を残すって…何ごと…)
午後のラウンドは清拭をしてもらい、手術着から病衣に着替える
ついでに、自分の目でお腹の傷を確認したかったが、
白い網目のクッションが貼り付けてあって、見れない…
でもって再度、歩行練習
点滴棒に捕まって、ゆっくりトイレまで歩いて、
便座に座って成功
そのまま尿道カテーテルを抜いてもらう
その後、お腹内部が痛みだし、ロキソニンを貰って飲む
まだ背中のチューブからの痛み止めも入ってるので、
寝る前には痛みも治まる
寝たり起きたりの1日
夜は前日よりは眠れる