白き峰~ダウラギリへ
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2002年1月、東京へと向かう夜行バスの中。
新穂高で過ごした日々を思い起こすには、充分な時間があった。
ゆっくりと瞳を閉じてみる
そして、時間と共に旅へ出る
2000年6月、
まだまだ雪の残る、白い峰、笠ヶ岳。
その頂を見上げる、ヘリポートに立つ君。
山小屋へと飛び立つ君の姿は、大きく、そして力強かった。
クリヤ谷林道から、錫杖岳の岩壁を見上げる君の瞳。
雨の中、延々と歩き続けた笠新道。
霧の中に、うっすらと浮かぶ笠ヶ岳山荘
そこに、普段と変わらぬ君がいた。
朝、ゆっくりと山頂に立つ
真っ赤に焼けた雲、朝焼けの空
やがて、強い風に流されてゆく雲
その向こうにそびえる、槍ヶ岳
ずっと、心の奥深くに残り続けることだろう
君と共に・・・・。
君と一緒にいたとき、現れたニホンカモシカは、今も元気なのだろうか・・・
君と一緒にいたとき、見れた蛍がつくった光の大河は、また現れるのだろうか・・・
あれからもう、どれくらいの時間が経ったのだろうか。
時は、川の如く早く流れ、過ぎ去った日々は、
遥か遠い昔の出来事のようにしてしまう。
都会の慌ただしい、時間の波に、のみ込まれそうになったら、
また、瞳を閉じてみよう・・・・
もう一度、過去と出逢うために。
もう一度、君と出逢うために。
そこは、青く澄んだ空が広がるところ
そこは、冷たい風が吹くところ
そこは、無数の星たちに見守られてるところ
そこは、太陽が昇るところ
君と一緒に過ごすことができた、わずかな時間。
君が与えてくれた、多くの想い出たち。
多くの経験、多くの知識をありがとう。
心から・・・・・。
また、いつか会うその時まで
安らかに。
~白き峰 ダウラギリで眠る、友へ~
高山からの手紙・・・徳之島へ#2
白い山嶺…槍ヶ岳
登山道を歩き続けて、4時間ほど、雪が現れる。
前日に降り積もった雪の上を、一歩一歩ゆっくりと、踏みしめながら、急斜面を登る。
雪の斜面を登り続けること…2時間。
ようやく、山小屋に到着。
全工程、約6時間の長い道のり……
山の天気の移り変わりは早い…
強い日差しが照り付けるも、昼過ぎからは、いっきに雲が流れだし、雲海を作る。
立っている場所は、もちろん雲のはるか上!
眼下に広がる、雲が作った海……雲海
標高3000メートル級の山々が、雲海の中から頭をだす。
その中のひとつ、遥か遠くに、富士山の姿も見える!
時間とともに、気温の低下が進む。
やがて、太陽が雲海に沈みはじめた頃、気温は氷点下をむかえた。
夜、凍えるような冷たい風が、吹き荒れる。
外に出ると、じっとしていられない!!
しかし、そういう、自然の厳しい状況のなかでしか見れない光景に出逢える!
全てが、下界とは違う、不思議な空間を作りだす。
…一人立ちつくす
11月にはいって、新穂高の谷にも、雪の足音が聞こえてきた。
島も、寒くなってきたのでしょうか?
北の大地、北海道の冷たい風に吹かれると、なんとなく、心が…体が…喜んでいる。
南の島の潮風も、また、同じ感動を与えてくれた。
今では、どちらも、ただただ懐かしい光景となってしまった…
それでも、どこにいても、あの懐かしい光景が、頭の中で蘇る!!
さて、12月は、どこの地を踏みしめているんでしょうね?
…今は、黙って、雪を待とう。
飛騨の名物、「朴葉みそ」送ります。
南の島ではどんな味になるんでしょうね??
では、また
~Hasta la vista baby~
高山からの手紙・・・徳之島へ#1
徳之島のみんな、元気にしてますか?
こちらは、ようやく冬を思わせる寒さになりましたヨ。
例年より、遅く迎えた紅葉のピークも終え、新穂高の谷もようやく静けさを取り戻しました。
今年、島は、台風の影響は大丈夫でしたか??
そして、どんな夏を過ごし、どんな冬を迎えようとしてるのでしょうか?
新穂高…栃尾の夏は、観光客相手といぅこともあり、
8月いっぱいは、宿も満室続きで、毎日が食器洗浄機との、まさに格闘の日々!!
9月からは、ちょっと暇になり、山にも、ようやく登る時間ができるようになった。ものの…
なんの見所もない9月……
10月にはいると、短い紅葉の季節になり、毎週末には、満室状態となる忙しさ…。
そして、10月も終わりになって、ようやくのんびりできるようになった。
今年、いくら暖かいといっても、標高3000メートルの山々には、雪が降る!!
白くなった、山々!
黄色に染まった白樺の葉、その中、ぽつりぽつりと紅く色づいた、ナナカマドの葉が、紅葉のトンネルをつくる!
そんな登山道を、えっちらおっちらと歩く…
目指すは、標高3180メートル!白い山嶺……
…槍ヶ岳
