ラジエーター交換 | 第三管区・内水面保安部

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まー、海無いんでね...。

水曜日の出勤時に相棒の異変に気付いた。
OBDⅡのデジタル水温計が100℃を超え、電動ファンが回りっ放しに。
本来ならすぐに停車して冷やさないといけないところだったが、引き返せる距離感だったので一旦自宅へ。
自宅へ戻った時には一時的に矢印の辺りまで水温が上昇🌡し、デジタル水温計は120℃近くになっていた。



すぐにボンネットを開けてみたら、吹き出したクーラントでエンジンルームのあちこちがピンク色に…

ラジエーター周辺を確認したところ、ターボウォーターラインのホースが抜けて、そこからクーラントが吹き出した様子。
しばらくアイドリングのまま水温が下がるのを待ったが、エアを吸い込んでしまっているせいもあり、一度120℃近くまで上がった水温はなかなか下がらず。


ホースが抜けたのは、接続部のビード部分が経年劣化により欠けたのが原因ぽい。
水温が少し下がったところでエンジンを止め、この日は別の車で仕事へ。



修理に関しては、純正ラジエーターを使うと7〜8諭吉ほど掛かるようなので、節約重視のDIY交換にチャレンジすることにして、ついでにホースとサーモスタットも替えることにした。



ラジエーターはWeb情報で信頼おけそうなOEMのKOYOラジエーターをチョイス。



あんど、アッパー&ロワーのシリコンホースと…



コペンの純正サーモスタットより開弁温度が4℃低い設定のストーリアX4用を用意(ストーリアは78℃、コペンは82℃)。


月曜日には乗れるように直したいので、さっそく交換に着手。

バンパーカバー&ホースメントの取り外し。



ラジエーター裏のドレンからクーラントを抜き、



エンジン側ラジエーターホースの接続を取り外したら、



サーモスタットの交換。
サーモスタットの取り付けは上下の向きがあるので注意。

before(コペン純正)


after(ストーリアX4用)


次いで、ラジエーターホース下側を取り外し。
リジットラックでの作業の場合、クリップを外すための十分なスペースを確保できず。
どうせホースは交換するので根本からカット。



ラジエーターコアの取り外し。
ラジエーターに固定されているエアコンのコンデンサを浮かせ、ラジエーター下部のコアサポートに固定されている挿し込みクリップを取り外す。



挿し込みクリップはマイナスドライバーでこじれば簡単に外せる。



ラジエーターはアッパーコアサポートに下から挿し込まれているので、ラジエーター下部を手前に引き出したら、一旦ラジエーターを下へ引き下げてアッパーコアサポートから抜く。
ラジエーター上部が抜けたら上へ引き抜けば摘出できる。


摘出したお漏らしラジエーター💦
自分で作業した場合、廃棄パーツの処分が厄介。



コンデンサを浮かせて、この隙間での脱着作業になる。



取り外した時と逆の手順で新しいラジエーターコアをセット。



シリコンホースの固定はホースバンドに変更したので、下側の脱着も容易になった。





アッパーとロワーのホースを全て接続。



全ての接続を確認できたら、アイドリングでサーモスタットが開くまでエア抜きをしながらクーラントを補充。



今回の原因箇所になったターボウォーターラインは、とりあえず変形した先端を10mmほどカットして接続。
追ってシリコンホースに変更したいと考えているが、ここに使われているホースはイン側とアウト側が異径なので、この手のシリコンホースで異径なんてあるのか?

ついでにラジエーターキャップも交換。

before


D-SPORTスーパーラジエーターキャップ
品番:16401-L010
作動弁圧:127kPa(1.3kgf/cm2)

after


信号待ち等で水温98℃超になると電動ファンが作動するが、サーモスタット交換後は開弁温度が4℃低くなったことで電動ファンの作動頻度は激減。この差は大きい。




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